...ともかくもその車へ這い上ると...
芥川龍之介 「妖婆」
...座敷へ這い上るのもやっとのくらいだった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...氷の様に冷たいものが這い上るのを覚えた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...張板を下からがさがさと瞬く間に大蟻の這い上る光景を見つけたところいささか他より一頭地を抜いているかと思われます...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...寝台へ這い上る...
谷譲次 「踊る地平線」
...夜、寝台へ這い上る...
谷譲次 「踊る地平線」
...窓に這い上ると云うことは...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...這い上ることが出来たのかえ?」「まあ...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...僕はとにかく這い上るより外に道はなかった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...這い上るのに何百倍して...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...谷底から這い上る気合...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ちょっとした灌木林が崖を這い上るように生えていて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...狼狽てて甲板に這い上ると...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...上り框(かまち)からやっと這い上るくらい猛烈な試練と...
夢野久作 「スランプ」
...無我夢中で舟に這い上ると...
夢野久作 「爆弾太平記」
...彼は船から這い上ると...
横光利一 「上海」
...往来へ這い上ると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...脚に這い上る山蟻を払い払い深い若葉の蔭で見た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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