...途方もなく重いのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...途方もなく大きい穹形(ゆみなり)でゆるく消えてゐた...
犬養健 「朧夜」
...空の帝王と呼ばれる途方もなく尨大(ぼうだい)な全鋼鉄の怪物で...
海野十三 「空襲葬送曲」
...途方もなくでっかい兇器という点の面白味がある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...内気な人はどうかした拍子に途方もなく強くなるものであろうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これは脾臓が途方もなく大きくなっているからである...
永井隆 「この子を残して」
...いわば途方もなく大きい紡錘形の口を持った(たも)網を海上に浮かべたようなものである...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...途方もなく大きなカンヴァスの上にはちきれそうな肉体を無数に列べ立てて居る...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...それは途方もなくすばらしい好意ということになった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...岩々に映える光が途方もなくまぶしかつた...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...ガミガミと途方もなく苛立って続けざまに発砲するのだが...
牧野信一 「ゼーロン」
...未来が途方もなく厚い重い灰色の壁のようにしか感じられないのに...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...途方もなく巨大な生命が動いている気がする...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...途方もなく広い刑務区域をぐんぐん歩いていき...
吉川英治 「新・水滸伝」
...野良犬の歩いて来るのを見れば――こういう動物をそのまま人間の形にした途方もなく偉い存在――が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あれは途方もなく強い奴だと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...途方もなく大きな市松模様のプールを...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...そういう途方もなく大きい伝記にとっては...
和辻哲郎 「孔子」
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