...値段が途方もなく安いから――天国へ行く切符代の御祈祷(ごきとう)も...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...Tにいた時あいつの心に途方もなく大きな印象を與えたらしいぞ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...途方もなく巨大なものに拡大されて行くのを私は覚えた...
外村繁 「澪標」
...これは脾臓が途方もなく大きくなっているからである...
永井隆 「この子を残して」
...何か途方もなく大きなもの...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...途方もなく広い堆肥場がある...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...途方もなく急嶮であるにも拘わらず...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...何か途方もなく大きなものが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...途方もなく怖しくなつて眠れもしないんだ...
牧野信一 「奇友往来」
...わたしは途方もなく叙情的な大学生であつた...
牧野信一 「湖の夢」
...ばさばさのマントを着て脚と口との途方もなく細い大将へやれって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...途方もなくからいおみおつけをこしらえましたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...途方もなく長い距離を歩いてしまったあとのような...
山川方夫 「菊」
...未来が途方もなく厚い重い灰色の壁のようにしか感じられないのに...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...途方もなく愉快奇抜な筋書とも見れば見られるではないか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...途方もなく大きな鉄の梁(はり)が...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
...途方もなく大きな市松模様のプールを...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...そういう途方もなく大きい伝記にとっては...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索