...途方もなく大きい穹形(ゆみなり)でゆるく消えてゐた...
犬養健 「朧夜」
...その周囲にギラギラとした白光は途方もなく拡がっていた...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...先づ二三ヶ所の途方もなく突き出た青い枝を切つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その感じが途方もなく拡がってゆくもんだから...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...途方もなく悶(もだ)えている...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か途方もなく大きなもの...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...途方もなく突飛(とっぴ)なことのように思われだして来た...
久生十蘭 「キャラコさん」
...途方もなく誇張した言葉で...
牧野信一 「露路の友」
...ばさばさのマントを着て脚と口との途方もなく細い大将へやれって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ばさばさのマントを着て脚と口との途方もなく細い大將へやれつて...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...途方もなく巨大な生命が動いている気がする...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...途方もなく大きいので誰も買おうとしないが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...途方もなく愉快奇抜な筋書とも見れば見られるではないか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...途方もなく喜悦して...
吉川英治 「三国志」
...名古屋は途方もなく平べったい都市だな...
吉川英治 「随筆 新平家」
...途方もなく遠くにあるぞ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...大いなる種族が奇妙にも恐れをなす途方もなく大きな...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...途方もなく面白く喋つた...
若山牧水 「姉妹」
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