...屋敷町などは泥濘に車輪を喰い込まれて途方にくれることがしばしばで...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...とのさまはうちじにあそばすのかとどなたも途方にくれるばかりで...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...外国語に訳そうとする場合には全く途方にくれる言葉である...
寺田寅彦 「映画雑感(※[#ローマ数字7、1-13-27])」
...途方にくれるばかりでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...途方にくれる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……(自分のすそにすがりついている子供等を見廻して途方にくれる)これだけの子達は...
三好十郎 「斬られの仙太」
...……(自分のすそにすがり付いている子供等を見廻して途方にくれる)これだけの子達は...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ますます途方にくれるばかり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうしてよいやら途方にくれるばかりである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...途方にくれるばかりだった...
山本周五郎 「いさましい話」
...着物の前をしっかりと合わせたまま途方にくれるのであった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...たとえおはちのやつをみつけたって警察でも途方にくれるばかりじゃねえか...
山本周五郎 「季節のない街」
...おれがいなくなれば途方にくれるだろう...
山本周五郎 「さぶ」
...病気の弟をかかえては途方にくれるにちがいない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...わしも途方にくれる...
吉川英治 「私本太平記」
...丹羽、滝川などの世馴れた老巧(ろうこう)をもってしても、途方にくれる、陳弁(ちんべん)につとめる、そして為(な)すところを知らないだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんな次第ではございません」「それに似たような程度か」「……どうも寔(まこと)に」悦之進は途方にくれるほど...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...途方にくれる』『お詫びは...
吉川英治 「夕顔の門」
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