...この下山の途中である...
石川欣一 「可愛い山」
...僻境(へききょう)を望んで飛騨山中の電信局へ唯今赴任する途中である...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...シナに来る途中であるというその人に出会ったのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...途中である大池の堤を通る時...
豊島与志雄 「文学以前」
...彼は途中である人にさえぎられた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...同国王は故国へ帰国途中であると報じたからである...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...且つイザヤ書の講義は途中であるから...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...……ところで話の途中であるが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...急報によって帰郷の途中である...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...甲府へ帰還してゆく行軍の途中である...
吉川英治 「上杉謙信」
...河北におわすと聞く故主玄徳のもとへ立ち帰る途中であるが」「さらば...
吉川英治 「三国志」
...ここまできた途中である...
吉川英治 「三国志」
...その途中である...
吉川英治 「三国志」
...これまで進発して来た途中であるが...
吉川英治 「三国志」
...員弁(いなべ)郡の持福寺におらるる勝恵上人(しょうえしょうにん)をお訪ねしてゆく途中である」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...これから信長の台下までそれを献上に行く途中であるらしかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……おや、鉄笛(てってき)の音(ね)がする?」幾日目かの、途中である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご偏頗(へんぱ)なお仕打でもある」死場所へゆく途中である...
吉川英治 「源頼朝」
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