...これから日を逐うて寒さが加はり...
薄田泣菫 「独楽園」
...「日神曙の女神を逐う」との神話を生じ...
高木敏雄 「比較神話学」
...一つ一つ正規の順序を逐うて病人を囘復させ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...自由貿易主義と蒸気機関とは雲竜相逐うの勢いをなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...逆に日本から上海へ逐うてゆき...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...生活は日を逐うて苦しくなる...
中島敦 「山月記」
...父に對する遠慮から故郷とはいひながら妻子を遠く逐うたのです...
長塚節 「教師」
...人々の希望が日を逐うて潮(うしお)の如く高まると共に...
羽志主水 「監獄部屋」
...年を逐うてその強力な地下茎が土中深く四方に蔓こり始末におえないので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...花がすんだあとこの子房は日を逐うて段々大きくなりて生長し...
牧野富太郎 「植物記」
...虎毎(いつ)も我生処種姓形色力勢皆師子に勝る我日々好美食を得師子わが後を逐うて残肉を食うと言うと...
南方熊楠 「十二支考」
...兄弟相逐うごとし他の過悪なし〉と...
南方熊楠 「十二支考」
...冗縦僕財これを将(もち)いて以て悪鬼を禁中に逐う...
南方熊楠 「十二支考」
...官人が弓矢もて方相を逐う体を図したのをしばしばみた...
南方熊楠 「十二支考」
...さて合祀は年を逐うて強行さる...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...女はわたくしを家や竈から逐うように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...逐うてゐるのはなんの影やら...
森鴎外 「妄想」
...その荷を逐うようにして午後四時長男が出発する...
横光利一 「夜の靴」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??