...漸を逐うて改めるということではないのである...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...この順序を逐うて過(あやま)たざるはヨブ記の実験記たる証拠である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「日神曙の女神を逐う」との神話を生じ...
高木敏雄 「比較神話学」
...儂は儂の住居が水草を逐うて移る天幕(てんと)であらねばならぬことを知らぬでは無かった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自由貿易主義と蒸気機関とは雲竜相逐うの勢いをなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...貿易事業は日を逐うて旺んになつていつたし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...アメリカ人たちは抹香鯨を逐うて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...時代の變遷を逐うて世界は平和親睦の風に吹捲かれるであろう...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...口頭で應答するのだからどうにか先の奴の眞似をして饒舌つたが逐うつかり捉つてしまつた...
長塚節 「開業醫」
...父に對する遠慮から故郷とはいひながら妻子を遠く逐うたのです...
長塚節 「教師」
...花がすんだあとこの子房は日を逐うて段々大きくなりて生長し...
牧野富太郎 「植物記」
...また同時に地下茎すなわちハイネを横に出して日を逐うて延長し...
牧野富太郎 「植物記」
...人を食う虎多くは老いて遠く餌を逐う能わざる奴で...
南方熊楠 「十二支考」
...方相が十二神を従えて疫を逐う状は...
南方熊楠 「十二支考」
...条を逐うて其予言的中の大自慢をする『予約者後悔全集』 コンナ面白くないもの...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...年を逐うてこれを記し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「包」には遊牧人種である蒙古人が水と草のある土地を逐うて遠い四方へ行くのに...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...若江の城は信長が将軍義昭を逐うた頃には三好義継の居城となって居り...
和辻哲郎 「鎖国」
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