...漸を逐うて改めるということではないのである...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...相逐うて海に入り...
高木敏雄 「比較神話学」
...其跡を逐うたといふ訳でも何でも無いのですが...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...自由貿易主義と蒸気機関とは雲竜相逐うの勢いをなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しかも未開の太平洋に鯨を逐うてくるものはアメリカ漁夫のみに限らない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...歩みは道を逐うて運ばれなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...時代の變遷を逐うて世界は平和親睦の風に吹捲かれるであろう...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...父に對する遠慮から故郷とはいひながら妻子を遠く逐うたのです...
長塚節 「教師」
...年を逐うてその強力な地下茎が土中深く四方に蔓こり始末におえないので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...官人が弓矢もて方相を逐う体を図したのをしばしばみた...
南方熊楠 「十二支考」
...条を逐うて其予言的中の大自慢をする『予約者後悔全集』 コンナ面白くないもの...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...此より下(しも)は巻物に年月を逐うた記事が無いから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...己は客を逐うことは好まぬが1245あの通り戸は開いている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...彼は自然に千鶴子の後を逐うのだった...
横光利一 「旅愁」
...「包」には遊牧人種である蒙古人が水と草のある土地を逐うて遠い四方へ行くのに...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...おのれのみが志を遂げんために利を逐うて狂奔する虚業家...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...若江の城は信長が将軍義昭を逐うた頃には三好義継の居城となって居り...
和辻哲郎 「鎖国」
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