...年を逐うて述べよう...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...さうして日を逐うて著るしからんとしてゐる...
石川啄木 「農村の中等階級」
...これから日を逐うて寒さが加はり...
薄田泣菫 「独楽園」
...しかも未開の太平洋に鯨を逐うてくるものはアメリカ漁夫のみに限らない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...これはあらゆる材料を年代を逐うて書き拔き...
内藤湖南 「支那史學史概要」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...口頭で應答するのだからどうにか先の奴の眞似をして饒舌つたが逐うつかり捉つてしまつた...
長塚節 「開業醫」
...父に對する遠慮から故郷とはいひながら妻子を遠く逐うたのです...
長塚節 「教師」
...虎毎(いつ)も我生処種姓形色力勢皆師子に勝る我日々好美食を得師子わが後を逐うて残肉を食うと言うと...
南方熊楠 「十二支考」
...人を食う虎多くは老いて遠く餌を逐う能わざる奴で...
南方熊楠 「十二支考」
...甚だ速く人を逐う...
南方熊楠 「十二支考」
...冗縦僕財これを将(もち)いて以て悪鬼を禁中に逐う...
南方熊楠 「十二支考」
...縦(たと)えどんな悪魔が逐うても...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...逐うてゐるのはなんの影やら...
森鴎外 「妄想」
...ハドルスキーの後を逐うて行った...
夢野久作 「暗黒公使」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...その焔の色も色別せず米を逐う人人の姿は...
横光利一 「夜の靴」
...その荷を逐うようにして午後四時長男が出発する...
横光利一 「夜の靴」
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