...碓氷川畔に逍遙し...
大町桂月 「碓氷峠」
...看病の隙に拾ひ讀みをしたのは坪内逍遙先生のお若い時の作『當世書生氣質』であつたが...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...ルブラン氏を促してベンチを去り道を逍遙(しょうよう)した幾日かのうちの...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...然し一度京都に來つて東山の林間に逍遙すれば...
永井荷風 「十年振」
...学海、桜癡、逍遙、鴎外の諸家が文学を弄びながら、世間から蔑視されなかつたのは文壇以外に厳然たる社会上の地位があつた故である...
永井荷風 「来訪者」
...彼の眼が逍遙(さまよ)ふのを見つめた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ときおりその一家の人達がその庭園の中に逍(さまよ)ったり...
堀辰雄 「幼年時代」
...逍遙子のいはく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...烏有先生はまた逍遙子が沒理想の論を駁していはく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子若し沒却作家とは作家の主觀的感情を沒却する義なりといはゞ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子はこれによりて作者の高下をば定めずといふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...こは逍遙子がはじめてその所謂「ドラマ」の體を表し出したる言葉なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...われ逍遙子に從ひて個想を理想にあらずとせむか...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が所謂理想は作者の哲學上所見にして...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙が世間に向ひての願は記實と談理との前後なく並び行はれむことなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...こゝには唯逍遙子が對絶對地位の説明を擧げて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子若しまことにこれを發見せむ折には...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...すでに逍遥津(しょうようしん)(安徽省・合肥附近)まで来ていた...
吉川英治 「三国志」
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