...それぢや又逆戻りをした訳ぢやないか...
芥川龍之介 「着物」
...再び不秩序な生活に逆戻りした結果...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...今ではそれがこうした生活に逆戻(ぎゃくもど)りしたくらいであるから...
田山花袋 「田舎教師」
...私がふと親切な行爲が原因で病氣が逆戻りする事に氣がつきまして主人に其事を話しますと...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...この三輪まで逆戻りをして来たからには...
中里介山 「大菩薩峠」
...とてものことにまた逆戻りで...
中里介山 「大菩薩峠」
...また急に逆戻りをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛騨の高山まで逆戻りの危ねえ綱を渡るでもねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...逆戻りに自分の精神に影響を及ぼして来た...
夏目漱石 「坑夫」
...夫から逆戻りをして仕舞つた...
夏目漱石 「それから」
...それから逆戻りをして塔頭を一々調べにかかると...
夏目漱石 「門」
...今日の急務はあまり専門に傾き過ぎる傾向をいくらか逆戻しをして...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...人巧的に呼び込んだ灌漑の水で本流へ逆戻りする前に大方田畑の底に吸はれて水蒸気となる水で...
牧野信一 「月あかり」
...私のこめる股間の力は悉く背骨に逆戻りするばかりで...
牧野信一 「夜見の巻」
...再び逆戻りしかけている...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...ですから九十から逆戻りして正しい番号へついているわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...逆戻りしてはなるまいと決心して...
山之口貘 「野宿」
...そしてまた少し城下の方へ逆戻りをして来る...
吉川英治 「江戸三国志」
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