...彼は逆徒になって政府に反抗した...
...その事件は逆徒によるものだと疑われていた...
...逆徒という汚名を着せられた人々が多数いた...
...彼らは逆徒として投獄された...
...逆徒を追い詰めるために、警察が捜査を進めた...
...国賊逆徒、売国奴、殺せ、撲(なぐ)れと、衆口一斉熱罵(ねつば)恫喝(どうかつ)を極めたる、思い思いの叫声は、雑音意味も無き響(ひびき)となりて、騒然としてかまびすしく、あわや身の上ぞと見る眼危(あやう)き、ただ単身(みひとつ)なる看護員は、冷々然として椅子に恁(よ)りつ...
泉鏡花 「海城発電」
...国賊逆徒、売国奴、殺せ、撲(なぐ)れと、衆口一斉熱罵(ねつば)恫喝(どうかつ)を極めたる、思ひ思ひの叫声は、雑音意味もなき響となりて、騒然としてかまびすしく、あはや身の上ぞと見る眼危き、唯単身(みひとつ)なる看護員は、冷々然として椅子に恁(よ)りつ...
泉鏡花 「海城発電」
...ちょうど幸徳等の逆徒どもが死刑になる一カ月ばかり前にしばらく目でまた日の目を見て...
大杉栄 「獄中記」
...逆徒ノ大将ノ子ナレバ其沙汰隠レナクシテ力及バズ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...逆徒の包囲網の抜け道を考えてもらったのだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...一人位は逆徒の命乞(いのちごい)する者があって宜いではないか...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...しかるに管下の末寺から逆徒が出たといっては...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...または叛臣や逆徒等の兇暴性を帯びた者の屍体を埋葬するに...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...この新宮の地より最多数すなわち六名の大逆徒を出し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その地より六人という最多数の大逆徒を出せるを見る者...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...全国最多数の大逆徒と...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...相手の逆徒、天狗もさるもの、敵の陣立て見てあれば、総大将は水戸町奉行田丸稲之右門直諒を初めとして文武諸館、神勢館の水戸藩士、浪人、あぶれ者、野士、百姓、町人、ならず者、都合その勢四千人、……オット喋っちまっちゃ商売にゃならねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...逆徒(ぎゃくと)の魁首(かいしゅ)天草四郎時貞を御討取遊ばされ...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...いかに逆徒(ぎゃくと)の遺族(いぞく)とはいえ...
吉川英治 「黒田如水」
...逆徒の猖獗(しょうけつ)にまかせて現状に至る――という状態です...
吉川英治 「三国志」
...(断じて逆徒には組みさない)という誓約を入れて来たばかりである――という事実を...
吉川英治 「新書太閤記」
...徒(いたず)らに逆徒(ぎゃくと)の汚名を求め...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――うかつに起てば、暴徒、逆徒などと、あらぬ汚名をきせられるのは当然だ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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