...逆らうような厭な気持がした...
梅崎春生 「風宴」
...人々が旅するのは川に逆らうこともあり同じ方向のこともあり...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...「お言葉に逆らうようですが...
太宰治 「新ハムレット」
...自然に逆らうような大それた企ては何もしなかったからよかったのである...
寺田寅彦 「天災と国防」
...幼い魂が卑しい物質と息苦しい環境との圧迫に逆らう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こういう時は強(し)いて御機嫌に逆らうよりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳義に逆らう吐気(むかつき)なしに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...風俗習慣に逆らうは独立にあらずなお心の独立と思い違いやすきことは風俗習慣に逆らいさえすれば心の独立を現すもののごとく思う一条である...
新渡戸稲造 「自警録」
...逆らうことはなかったのだ...
久生十蘭 「肌色の月」
...「なんぞお気に逆らうところがございますか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...病人に逆らうのも...
三宅花圃 「藪の鶯」
...そこには逆らう感情や...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうしてこの法に逆らう時...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは自然に逆らう事を敢(あえ)てする時であろう...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...それは用に逆らうが故に美にも背(そむ)くのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...時に逆らう盲動は...
吉川英治 「三国志」
...強(し)いて光秀に逆らうよりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...われから逆らうこともあるまい...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索