...逆らうような厭な気持がした...
梅崎春生 「風宴」
...逆らうことが、あの手術の予後(よご)を一等わるくするのだ...
海野十三 「脳の中の麗人」
...母に逆らうの苦はすでになめたり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ついに彼女は逆らうのをやめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...風俗習慣に逆らうは独立にあらずなお心の独立と思い違いやすきことは風俗習慣に逆らいさえすれば心の独立を現すもののごとく思う一条である...
新渡戸稲造 「自警録」
...宮中を無視したり〈あの方〉のご意志に逆らうことを見栄にして...
久生十蘭 「だいこん」
...このうえ逆らうと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...父に逆らうことだけはやめなさい...
久生十蘭 「ハムレット」
...始終(しじゅう)逆らうような事をするのみか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...俺様に逆らうとは大した奴だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...逆らうことは出来ないのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...伯父も養子の身の上とて伯母に逆らうこと成り難(がた)くてや封を披(ひら)きて二...
村井弦斎 「食道楽」
...彼らは逆らいたくたって逆らうことができないのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは用に逆らうが故に...
柳宗悦 「工藝の道」
...(誰がその微笑みに逆らうことが出来るでしょう!)再びその不可思議な仏は私の心を全く捕えました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そこには逆らう感情や...
柳宗悦 「民藝四十年」
...殿の御気に逆らうような事は絶対にし得ない事を知っている二人は...
夢野久作 「名君忠之」
...強(し)いて光秀に逆らうよりは...
吉川英治 「新書太閤記」
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