...彼は御寮人として宮廷に仕えている...
...彼女は御寮人として腕利きの医師とともに旅をしていた...
...御寮人は高貴な地位にあるが、厳しい規律が課せられる...
...彼は御寮人として宮中の祭典に参加した...
...御寮人たちは、宮廷内で重要な役割を果たしている...
...そのほかの態度やものごしなどがいかにも大家の御寮人(ごりょうにん)らしくおうようだったのかも知れませぬ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...本家の御寮人様(ごりょうにんさん)から電話と云うので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「御寮人様(ごりょうんさん)...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蘆屋の御寮人様(ごりょうんさん)でっせ」と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...或(あるい)は御寮人様も御承知のことなのかも知れず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御寮人(ごりょうん)さんがお聞きになったらきっと吃驚(びっくり)なさるであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女は勝手口から息を弾ませて上って行き、台所で玉子の薄焼を作っているお秋に、御寮人さん何処(どこ)にいやはる? 旦那さんまだお帰りになれへんやろうな? えらいこッちゃねん、奥畑の若旦那さんが病院へやって来やはってん、と、通りがけにさも大事件らしく口走って、廊下から洋間を覗(のぞ)き込み、好い塩梅(あんばい)に幸子がひとり長椅子に臥ころんでいるのを見付けると、御寮人さん、今若旦那さんが病院に見えてはりますねん、と、ひそひそ声で云いながら這入(はい)って行った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私かてどない御寮人(ごりょうにん)さんに叱られまッか分れしまへんさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...根岸あたりの寮へ来ている商家の御寮人(ごりょうにん)や高島田の娘...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「加藤様の御寮人(ごりょうにん)ではございませぬか...
吉川英治 「新書太閤記」
...旦那さまも、御寮人さまも、縛り上げられてしまいましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...捨次郎は固(もと)より御寮人の眉のあたりは憂いと恐怖に...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつも陽気な御寮人の姿も見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...御寮人さまのお情けで...
吉川英治 「新書太閤記」
...階下(した)の若い御寮人は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...御寮人さまやお嬢様を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...奥の御寮人さまやお鶴様が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...南蛮屋は、奥で馳走になったらしく、微酔(びすい)をおびて、いい機げんで帰りかけたが、ふと伊織を土間の隅に見つけて、「わしがお前を、貰ってゆこうと、掛合ったところがな、御寮人もお鶴も、何といっても、いやだという...
吉川英治 「宮本武蔵」
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