...そんな風に逆さになつても...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」言ったかと思うとやにわに自分の座っていた椅子を逆さまに引っつかみ...
犬田卯 「瘤」
...ふくろは逆さになり...
海野十三 「怪塔王」
...依然として身体を逆さにしたまま叩きつけられたようになっていたが...
海野十三 「空中漂流一週間」
...クーペの扉(ドア)を逆さのままにこじ開けた...
大阪圭吉 「白妖」
...塀から眞逆さまに落ちた時...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...重力があって天体が運行して林檎(りんご)が落ちるとばかり思っていたがこれは逆さまであった...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...思い切って逆さまにして...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...逆さに振ったって鼻血も出ないんだからな...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...石垣に逆さに大の字にひっかかっている人...
永井隆 「長崎の鐘」
...逆さ屏風(びやうぶ)の裡に冷たく横たはつて居るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逆さに読んでも読み下せないのじゃ」「なるほどこれはむつかしい――ところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ逆さまに空洞へ突っ込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...その上に椰子の樹がぼさぼさと羽箒(はぼうき)を逆さにしたように立っております...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...「さような巨額な金はいま当藩を逆さに振っても出はせぬ...
山本周五郎 「思い違い物語」
...小便の逆さま事にひとしい藝である...
吉川英治 「折々の記」
...逆さまながら私事を先にのべて...
吉川英治 「三国志」
...刀の持主はすでに自分から死の穴へ逆さに首を突っ込んで行ったかのような姿勢になり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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