...吾々は今とは逆さになる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...兄はどうしてそんな天井に逆さまで立っているのか判らないのです...
海野十三 「崩れる鬼影」
...花活を逆さにすると...
海野十三 「爆薬の花籠」
...重野は逆さにつるされている...
高見順 「いやな感じ」
...何か悪い知らせでもあったの?ドミン その逆さ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...乾ききっていたついこのごろ――逆さに振っても...
中里介山 「大菩薩峠」
...バケツが逆さの位置のところでも...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...逆さに落ちて頭から先へ砕ける方が...
夏目漱石 「坑夫」
...天地が逆さになるほどあり得べからざることなのだ...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...これやこの逆さ……...
林芙美子 「浮雲」
...空中で逆さになって頭からまた水に潜った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...その犬に向うて亥戌酉申より丑子まで十二支を逆さに三度繰り返すべしと...
南方熊楠 「十二支考」
...今のように血を出して肛門の処を切り取って中の臓腑(ぞうふ)を引抜いて逆さにして一晩釣るしておかねばならん...
村井弦斎 「食道楽」
...その上に光線を遮るために使う枠を逆さにして載せあり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...逆さになってとまり...
山本周五郎 「青べか日記」
...彼女の身体は撓(たわ)みながら逆さまになった...
横光利一 「上海」
...紙入れを逆さに振ってみたところ...
吉川英治 「江戸三国志」
...逆さに降ッてるように見えた...
吉川英治 「無宿人国記」
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