...逆にドン・ホアンも亦基督教的客觀主義――基督教の精神は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...然らば社会生活は私がいった個人の生活過程を逆にでも行かねばならぬというのか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...うかうかしてゐると直ぐまるで6みたいに逆立をしやがる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...五七 需要曲線の中に底辺が互に逆数であり...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...強ひても我に逆らひて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かく問われる時私は逆に意識とはどういう意味かと問わねばならぬ...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...大に逆鱗(げきりん)あり...
中里介山 「法然行伝」
...同時に逆に言えば...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...本当は、逆なのであって、南極でも、北海道でも、同じ結晶が得られたら、私たちの人工雪の実験結果が正しかったという結論になるのである...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...逆いもせずに刑事といっしょに部屋を出た...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...真っ逆さまに空洞へ突っ込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...その男は大それたことを敢えてしたという考えのためにすっかり逆上してしまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...と三平の逆上した声が聞え...
山本周五郎 「花も刀も」
...バックは逆らいもせずに我慢した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...一々相手の攻撃を逆襲...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...昼間わたって来た氷河の星の光りが白く牙を逆立てて流れていた...
横光利一 「旅愁」
...天皇の逆鱗(げきりん)にふれたので...
吉川英治 「私本太平記」
...いわば反逆人の片われ...
吉川英治 「私本太平記」
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