...またかっと逆上(のぼ)せて耳が塞(ふさ)がったような心地がした...
近松秋江 「うつり香」
...逆に二つが別でない限りは...
戸坂潤 「科学論」
...特に反語や逆説やアフォリズムを使って見たくなったから使う...
戸坂潤 「読書法」
...もしだれの気にも逆(さか)らうまいと欲するならば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...逆説であるにすぎないのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この真逆の現象は残念ながら頻繁に起こり続けるだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...今日はモンテナナ国にとりまして実に偉大な日でございます」第八章 逆光か玉座か町の高台にある要塞(ようさい)宮殿が明かりで輝いている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...いつもの顎の逆か撫でをやりながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...檄はマルクスと二人の同志とを叛逆罪として起訴する種に使われた...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...そういう科学の逆用がしのびこまされている...
宮本百合子 「きょうの写真」
...逆手(さかて)に持った引金の引き方をウルフから教わっていたので...
夢野久作 「ココナットの実」
...今まで前進していた通路の人波に巻き込まれたまま逆流し始めた...
横光利一 「上海」
...立志伝の逆をやり遂げてしまったというのが彼の述懐(じゅっかい)であった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...「こは逆上召されたか各...
吉川英治 「剣難女難」
...ただただ反国の逆賊を誅滅(ちゅうめつ)し...
吉川英治 「三国志」
...大逆無道の尊氏へ...
吉川英治 「私本太平記」
...逆上している相手ですから侮(あなど)ると怪我人(けがにん)を生じるでしょう...
吉川英治 「旗岡巡査」
...正しい政道を乱すような逆臣が...
和辻哲郎 「孔子」
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