...省作は胸がおどって少し逆上(のぼ)せた...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...ミスはその話でもつてすつかり逆(のぼ)せ上つて...
鈴木三重吉 「青い顔かけの勇士」
...彼は再び自分の大逆罪を振り返っていう「私は私の罪を知っている...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...各商品の価格は互に逆数である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...ああいう思想で逆に父親を指導するということは...
豊島与志雄 「在学理由」
...殊にその青年逆境の時代には最も温い庇護者であつた...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...内地の各地に逆(さかさ)に歩く幽霊が出ると云う話のあるのも...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...封筒を机の上に逆(ぎゃく)に置いた...
夏目漱石 「虞美人草」
...中大兄にたいして反逆を企てた...
蜷川新 「天皇」
...逆らいがたくひきつけられるように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...迷信に逆らうなと教えられたし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...逆に頭から床に倒された...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...それだけ自然へ叛逆(はんぎゃく)する...
柳宗悦 「工藝の道」
...逆賊董卓(とうたく)を...
吉川英治 「三国志」
...女の反逆を惧れる心が手つだっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...「何たるいさぎよさ」「いじらしい和子(わこ)たち」「親の顔が見てやりたい」それもこれもみな荒木一人の逆意から――不料簡(ふりょうけん)から――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...定まれる法則の逆を踏んで入ったものなどとは敗れても頷(うなず)くまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...逆に将軍や三好殿を己れの意志に従わせていると...
和辻哲郎 「鎖国」
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