...こちらは逃げ口上でこうつぶやいた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その逃げ口を見出そうとしているものに相違ありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の逃げ口も失ってしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは逃げ口上だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大勢のお稽古を待っていたというのが逃げ口上だったのが...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...それは卑劣きわまる逃げ口上なのである...
三好十郎 「俳優への手紙」
...河童には性別はないはずだよ」というと「いや議論をすると長くなりますから……」と逃げ口上で話を避けてしまった...
柳田国男 「故郷七十年」
...決して私の逃げ口上でもなければ...
夢野久作 「暗黒公使」
...逃げ口上の諦念主義(ていねんしゅぎ)と変化しても...
「純粋小説論」
...およそ江戸城の十重二十重のかこみから出るにはここよりほかに逃げ口はない...
吉川英治 「江戸三国志」
...騙(かた)り者の逃げ口上はきまっていらア...
吉川英治 「新・水滸伝」
...逃げ口をふさいでいた...
吉川英治 「親鸞」
...逃げ口をさがしている...
吉川英治 「親鸞」
...第二の逃げ口を探し廻った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その逃げ口上は通用せぬ」「どうおっしゃいましても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...逃げ口を振り向いた隙に...
吉川英治 「松のや露八」
...「逃げ口上だ」と罵(ののし)る者もあって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あるいは角度の付いたブロックからなるキュクロプス式迷宮にはいかなる都合の良い逃げ口上であろうと沈黙させる特徴があったからだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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