例文・使い方一覧でみる「逃がす」の意味
スポンサーリンク...「今度は逃がすものか... 
石井研堂 「大利根の大物釣」
...「そいつを逃がすな、つかまえろ」「俺達が飲んでいる所へ、やってくるとは大胆な奴じゃ、つかまえて脯※（しおから）にしろ」「つかまえろ、逃がすな、俺達の邪魔をした奴じゃ」背後からばらばらと飛んでくる物があった...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...厭（いや）と云えば折角の幸運をとり逃がすことになるので...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...またみすみす大事なものを取逃がすようなことがないとも限りません...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃がすな」一団になって襲いかかるのをやり返して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縄打って引立てたら命に替えても弟を逃がすでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃がすな」「応ッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あたしをそこまで逃がすつもりだったのだ...
久生十蘭 「金狼」
...それを逃がすまいと一生懸命になっている隙に...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...鼠一匹逃がすまいと鉄砲を構えて待っております...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...譫語（うわこと）に「こら待て」だの「逃がすものか」だのと叫んだからである...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...「もう逃がすおそれはない...
山本周五郎 「失蝶記」
...「逃がすなッ」「こいつだこいつだ...
吉川英治 「江戸三国志」
...「逃がすなッ、そいつも！」こう叫んだのは針屋の丁（ちょう）二郎で、挟（はさ）み打ちに廻った蓑直（みのなお）しの安蔵と共に、野づちのように逃げ廻る鍛冶（かじ）の半五郎を追い廻しましたが、半五郎はいち早く、土べいのくずれた所を越えて、岡の中腹へと飛び降ります...
吉川英治 「江戸三国志」
...「逃がすなよ」呂布は...
吉川英治 「三国志」
...取り逃がすな」「ごめん」と...
吉川英治 「私本太平記」
...逃がすなっ――と彼らが家の横へ迫ったときには...
吉川英治 「松のや露八」
...野郎」「逃げやがったッ」「逃がすな」土匪たちは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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