...そこで畏れ驚いて遁げ退きなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...即ち見驚き畏みて、遁げ退き給いき...
高木敏雄 「比較神話学」
...黒船をさして退き逃るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あなたにお立退きをおすすめに上がったわけです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...共に引き退きはしたものの...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ヒラリと飛び退きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...喜八 (形勢不利と見て退き...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...ただ退きて私(ひそか)に煩悶するのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一歩あとへ退きながら言った...
室生犀星 「後の日の童子」
...退きて罪を待つ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...はや川向うへお立退きを」「ばかなっ」泰家はきかなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...暮れなずむ内門へ退きさがって行く正成を――依然...
吉川英治 「私本太平記」
...すこしも早くお退きなされますように」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...今よりここを立ち退き...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀次も二、三ヵ所、かすり傷を負い、槍をもって、働いていたが、「まだ、おいでかっ」「早く、お退きあれ、お落ちあれっ」と、味方の旗本は、かれの姿を見ると、叱るように云っては、討死していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...進退きわまったのではなく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...情けない」「退(の)いていなさい」「退きません」「また...
吉川英治 「宮本武蔵」
...宣教師たちは京都を立ち退き自分の城に入って仏僧たちの怒の鎮まるのを待つがよい...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??