...御辞退申しましては反(かえ)って御意(ぎょい)に逆(さから)う道理でございますから...
芥川龍之介 「竜」
...私は退いて考えてみた...
石川啄木 「弓町より」
...ややもすればその後退の際大なる危険に陥るのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...かれここに懼(おそ)りて退(そ)き居り...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...銀子は退屈しのぎというだけでなく...
徳田秋声 「縮図」
...京大事件で退職した法学部の教授達(佐々木惣一博士を筆頭として)は大部分立命館大学に鞍がえしたから...
戸坂潤 「社会時評」
...尤も林大将組閣参謀である十河氏の退却と共に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...幽閉と暗黒に退屈しきつたとでもいふやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...新銭座(しんせんざ)辺は余程立退きが寡(すくな)かった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...進退きわまったこの難渋を訴うるべき役所もまだ出来ていなかったのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...六月になってからはお食慾(しょくよく)が減退してお顔色も悪くおやつれが見えるようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(直接には藩の師範たちの策動も少しはあったが)ついに自らいとまを願って退身した...
山本周五郎 「雨あがる」
...退屈そのもののように感じられる...
山本周五郎 「さぶ」
...辞退すべきだと思った...
山本周五郎 「竹柏記」
...わざと多言を吐かずに退いた...
吉川英治 「三国志」
...遂に荒木退治を宣言して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここをお立(た)ち退(の)きあらせられませ」「ばかなっ」信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……おやっ?」又八は飛び退(の)いて大きな眼をすえた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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