...追風(おいかぜ)が吹き...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...強い追風に吹かれて帰った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」この時、百合は追風に、「見よ、人、われは言葉なく法を説くなり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...さらでだに分ち難き袂に、追風のかをるに、腸を斷つ思ひせられて、遲々として歩む程に、磯の竇道に來りぬ...
大町桂月 「杉田の一夜」
...船は追風を受けて鳥のようにすっすっと走り...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...追風遠くかをる床しさ...
田澤稲舟 「五大堂」
...自然と追風を得て然るにや...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...これは出発以来ずつと追風の幸運にめぐまれ...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...追風でない時は、『ひらき帆』といって、帆を多少横向きにして進むが、風が全く横から吹く時は、直行が出来ないから、右に左に方向をかえて、波状線を画いて進んで行く...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...さんさんとふきあげの水はこぼれちりさふらんは追風(つゐふう)にしてにほひなじみぬ...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...追風になっているが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...追風に走っているときは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...追風のある日にはたちまちまっ黒野になってしまうだろうと...
室生犀星 「野に臥す者」
...」村人はこぞって追風の立つ日を待った...
室生犀星 「野に臥す者」
...生れつき帆に一杯の追風をうけなければ動き出さないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これいわゆる追風(おいて)に帆(ほ)を懸(か)け...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そよろと匂(にほ)ふ追風(おひかぜ)に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...帆走についての船乘りの言葉に從へば「追風走り」をしてゐるのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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