...お台屋(だいや)のかたでは...
伊藤左千夫 「告げ人」
...さあ甘甘(あまあま)にしようよ」老人はそのままお台屋(だいや)へはいる...
伊藤左千夫 「告げ人」
...将軍家大奥の台一式の御用を勤めるお台屋(だいや)の株を買って立派な旦那衆となっていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...名台屋の友人に借金を申込んでおいたその返事が来てるかも知れない……が何よりも...
豊島与志雄 「立枯れ」
...その上仙台屋敷の傍では...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貸し金の利息一両二分だけ受取ってお茶を呑んでおこしをつまんで帰ったそうです」「それから」「芝口二丁目仙台屋敷の側の棟梁喜之助のところへ行ったのは申刻(ななつ)(四時)丁度で――あつらえたように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仙台屋敷に生れたから仙台様の藩士だろう...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...ひどく弱つているやうだなと見知りの台屋に咎められしほど成しが...
樋口一葉 「たけくらべ」
...夫れから宇田川町の仙台屋敷の長屋の二階に八十日居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もう一つ同じ作者に「台屋から虎の出さうな鮨が来る」があつた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...仙台屋平六の家に宿す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仙台屋敷は門限が厳しいのと...
山本周五郎 「花も刀も」
...台屋の横丁のぬかるみを...
吉川英治 「松のや露八」
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