...彼らは永年の同志から特に選ばれずして、官権に追随して、犬馬の労を致す自由を自分達だけに留保したとしか思えない...
辰野隆 「芸術統制是非」
...追随しているものである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...制作がいつも批評に追随して行く形を取るのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞や雑誌によるジャーナリズムのセンセーショナリズムに追随して...
戸坂潤 「思想としての文学」
...コンベンションや歴史の「必然性」などにそのまま追随していては日常生活など実はやって行ける筈はないのであって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...すると必ずしも日本型ファシズムの非民衆的な力へ追随しているとばかりも云えない...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...この計画に追随して第二流...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼れは此輩と相追随して前進せむとするは豈奇ならずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...年の若いだけに別に心配もなく先輩に追随していた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...英米の研究にいつでも一歩遅れた状態で追随して行けたら大成功である...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...呪禁好きのマンに追随して...
火野葦平 「花と龍」
...他がそれに追随して踊ったものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...僕が神戸を立つ迄は形影の如く相追随して家来が主人の世話をするやうに世話をして呉れた...
二葉亭四迷 「旅日記」
...大戦当時の英国首相クライヴ・ジョウジ氏の大陸旅行の一隊に市伽古(シカゴ)まで追随して...
牧逸馬 「夜汽車」
...これよりも後れてこれに追随してきたに過ぎぬように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今日の作家は文学青年の趣向に追随して...
宮本百合子 「「大人の文学」論の現実性」
...それに薫が追随して行くことをお許しになったことなどを思い出して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...陋巷(ろうかう)に追随して楽しみを改めず...
山本周五郎 「新潮記」
便利!手書き漢字入力検索