...彼は迷信家で、毎朝必ず左足から部屋を出る...
...私は迷信家ではないので、黒猫を見ても気にしない...
...あの人は迷信家だから、13日の金曜日に仕事を休むそうだ...
...迷信家の友達に「鏡開き」の習慣を教えられた...
...私たちは迷信家のおじいさんに藁人形で鬼を追い払ってもらった...
...そう思って葉子は迷信家のようにもう一度振り返って捨て石を見た...
有島武郎 「或る女」
...迷信家が暴風の夜に乗じて火を付けたのであるとの風評であった...
井上円了 「おばけの正体」
...世の迷信家がこれを見るときは...
井上円了 「おばけの正体」
...お母さまは決して迷信家ではないけれども...
太宰治 「斜陽」
...「君は迷信家なんだね」「迷信じゃありませんが...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...私は幻覚者でもなく迷信家でもないし...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...あらゆるものを恐(こわ)がり、ばかに迷信家で、どこにでも何かの前兆を認めていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...迷信家ではありませんけれど...
豊島与志雄 「霊感」
...それにもかかはらず迷信家の伯母さんはなんのかのといつて毎年つれてゆかずにはおかなかつた...
中勘助 「銀の匙」
...それらはこのたつとい迷信家の巧な物語によつて見るみる生きて涙を流しはじめる...
中勘助 「銀の匙」
...」天狗とは当時迷信家達の間に悪魔とか...
長與善郎 「青銅の基督」
...三四郎は少し迷信家の調子を帯びている...
夏目漱石 「三四郎」
...「御祈祷(ごきとう)をなすったんですって」迷信家の細君は加持(かじ)...
夏目漱石 「道草」
...世間ぢや勘兵衞の幽靈がやつたんだつて言つてますぜ」ガラツ八は少し迷信家らしく脅(おび)えた眼を見張りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...てきめんに迷信家扱ひをされ...
萩原朔太郎 「名前の話」
...由来船乗りは迷信家揃いである...
牧逸馬 「運命のSOS」
...是等は此類の事件を信ずる者の必ずしも無教育者若しくは迷信家のみにあらざることを証するに余あるやう存ぜられ候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...他愛のない迷信家である...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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