...彼女のプロポーズに返辞が必要だ...
...彼からの仕事の依頼に素早く返辞をする...
...彼は悔しい返辞を言って、会議室を出ていった...
...返辞を受ける前に、もう少し考えたいと思います...
...彼女に対する返辞を聞くため、緊張しながら電話した...
...」外交官は落つき払つて返辞をした...
薄田泣菫 「茶話」
...「なぜ返辞をしないの? もう三度も同じことを言ったのよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それには何とも返辞をしないで悲しそうな顔付で黙って立っている...
豊島与志雄 「道連」
...さっそく仲壬の許へ使を遣わしたが非道なる父の所へは二度と戻らぬという返辞だったと復命する...
中島敦 「牛人」
...呼ばれた時に返辞をしないといつも叱られるのだつた...
牧野信一 「香水の虹」
...呑(の)み込み顔なお返辞はできないことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...声もなくなったようで姫君の返辞を聞くことができない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いるか」すると奥で「はい」というかすかな返辞が聞え...
山本周五郎 「薊」
...「返辞をせぬか、半三郎」菊千代は震えながら叫んだ、「――そのほう菊千代を若年とみてあなどるのか」「――おそれながら、決してさような」「では申せ、返辞を聞こう」「――おそれながら、そればかりは……」殆んど呟くような声であった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...どうだい諸君」誰も返辞をせず...
山本周五郎 「季節のない街」
...おいっ……お悦っ……返辞をせんかっ……』『……はい』『御鷹部屋は...
吉川英治 「御鷹」
...ようすはこれこれとわしに返辞(へんじ)を聞かせぬのじゃ」「はい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...即座に快い返辞を与えてやりましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...返辞を聞くとまた...
吉川英治 「新書太閤記」
...御返辞をねがわしゅう存じまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...よい御返辞をいただかねば...
吉川英治 「新書太閤記」
...なぜ返辞をせぬ」「……はいっ」「久しぶりであったな」「おこたえを致しまするにも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...これを持って帰れと渡されて来た返辞である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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