...近々と仏像の側によって...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もう近々にこの家の中が淋(さび)しくなることを考えると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...だから近々のうちに母親のところへ帰って来るか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「綱手、牧は、何処へ参ったであろうか、存ぜぬか」「江戸へ参られました」「調所は?」「矢張り、御勝手方御調べのため、近々に、御江戸へ」「そうか――わしは、二三日、こうしておって、すぐ江戸へ立とう...
直木三十五 「南国太平記」
...其手紙には近々当地を引き上(あ)げて...
夏目漱石 「それから」
...近々と眉に迫るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その裏口へ近々と聳(そび)えた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕は近々にこゝを出て行きますよ」直吉はあゝとのびをして...
林芙美子 「瀑布」
...近々再び愉快な満洲に武者修業に出かけようといふ矢先きなんだから...
牧野信一 「捜語」
...藤屋氏は近々永年の「城住ゐ」を打切つて新生活(何んなかたちのものかをおそらく私には想像も及ばない)に入るといふことを聞いたので...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...並外れて近々(ちかぢか)と寄り合った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...太郎にお母さんが下さった大きなコマをもって近々出かけます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歯科医なども近々殖えそうである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...近々と彼方の山峡(やまあい)に見えた頃である...
吉川英治 「三国志」
...近々とそれを見れば...
吉川英治 「新書太閤記」
...近々とさしまねいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...近々と御裳(おんもすそ)をとり参らせなどいたして...
吉川英治 「新書太閤記」
...白(しろ)い裸足(はだし)一近々にご拝眉(はいび)――と手紙をよこした渋沢栄一は...
吉川英治 「松のや露八」
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