...なお『沖縄考』中の「運天の古形を辿る」も参照して頂きたい...
伊波普猷 「土塊石片録」
...わたくしは能楽をこそ人間界における芸術への一と筋辿るべき微妙な路だと思っています...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...この歴史の連鎖の環を実地に辿ることが不可能であるから...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...自分の信ずる途を辿ることが出来るようになりました...
豊島与志雄 「叔父」
...薩摩芋の畑の間を少し辿ると...
豊島与志雄 「月明」
...田舎道を辿るのは...
豊島与志雄 「風景」
...曲りくねった一筋の道を辿ると...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...獨り國道を辿る木曾川のすぎにし舟を追ひがてに松の落葉を踏みつゝぞ來し木曾川の沿岸をゆく鱗なす秋の白雲棚引きて犬山の城松の上に見ゆ各務が原淺茅生の各務(かゞみ)が原は群れて刈る秣千草眞熊手に掻く十五日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...且つ其歴史もいくらか精確に辿ることの出來るのは...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...一方本業の方は名は体を表わすで社運は頽勢を辿る一方...
久生十蘭 「魔都」
...それを浮彫にして見せる作家――そういう作家の辿る運命は全然ちがう! 彼は大向うからの拍手喝采を期待することも出来なければ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...又一切万有の辿る途でもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...普通の径路を辿る恋愛事件を取り扱わないで...
平林初之輔 「ブリユンチエールの言葉について」
...抽象的なる道を辿るべきでなくして...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それを松山さんは静的な線で辿るから何だか似ないもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私も元気がなく思い出を辿るばかりだったが...
横光利一 「夜の靴」
...はッとその視線を辿ると...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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