...狼狽(うろた)へて「人生の裏路を辿る人...
石川啄木 「菊池君」
...畷道(あぜみち)を桂川の上流に辿ると...
泉鏡花 「遺稿」
...夢地を辿る心地して...
泉鏡花 「浮舟」
...夢路を辿る心地して...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ひたすら発達することによって却って決定的に下向線を辿るようになって来た...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...では今後戦争ジャーナリスト達はどういう方向を辿るか...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...同伴者的コースを辿るものでもこの限り進歩的だと考えられている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...いつも同じコースを辿るのは...
豊島与志雄 「自由人」
...右方への運命を辿る者は...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...またこの歪曲を辿る時には...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...私が後日こういう方面に趣味を辿ることが出来たのは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まずユンクフラウ(四一六六米)から左へ辿ると...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...その逆の方に辿る智慧もなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...攻め道具沢山な道をしばらく辿ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな思ひに堪へて見るのも次の仕事の夢の緒口を辿るよすがともなるか――といふやうな呟きの煙りが辛うじて細々と立ち昇るおもむきを感知した...
牧野信一 「ゾイラス」
...漸く汽笛の音が聞える山北駅へ辿るより他はあるまい...
牧野信一 「剥製」
...リッジをバットレス下へと辿る...
松濤明 「八ガ岳大門沢」
...そんな店が自分の家だったのだろうか?ぼんやり思い出せぬ思い出を辿る一太の耳に...
宮本百合子 「一太と母」
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