...何でも二晩か三晩つづけて辻斬りに出かけて行つたが...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...夜な/\町へ辻斬りに出られたり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...刀には「辻斬り」というのがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...いや、その物語によれば、辻取りは、辻斬りや、辻投げの流行せしずっと以前に行われていたはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしそれは「辻斬り」という立派な(?)熟語まで出来ている変態流行である...
中里介山 「大菩薩峠」
...押込み強盗がはやる――辻斬りもたまにはある」これは...
中里介山 「大菩薩峠」
...辻斬りと夜鷹(よたか)の跳梁(ていりやう)する柳原を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜分は辻斬りと夜鷹を名物にしている物騒なところ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御大老が斬られるわ、あっちでもこっちでも強盗火付け、押し借りゆすり、人殺し辻斬りと、全体末はどうなるのかなあ?長五 そいつは八卦見にでも聞くがいいや...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...辻斬りをやっつけようなどと...
山本周五郎 「七日七夜」
...御成(おな)り小路で辻斬りがあった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...近ごろやたらにふえたと聞く、火つけ、群盗、辻斬り、残党といったような恐(こわ)らしい人相の者は一人もいないらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...辻斬りかあ」多市が鼻ッ先で受けると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...辻斬り稼(かせ)ぎの荒事師(あらごとし)――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...辻斬りの血をぬるような快(こころよ)さの比ではない……と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...相変らず持病の辻斬りを稼(かせ)ぐとみえて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ボロ買いをせず辻斬りも無駄にはせず...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...辻斬り稼(かせ)ぎをしているのは嫌だし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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