...はア、組合長ら、昨日から寝こんじまった位だから――県庁へ行く、農林省へ行く、肥料会社まで行って見る...
犬田卯 「米」
...農林省の方では、とにかく早場地方が第一だというわけで、出来るそばからそっちの方へ廻送しているらしいんだし、そこに百叺でも五十叺でもいいから、こっちへ取ろうという始末なんだから、これで、並大抵のことでは……」「でも、山十(町の肥料屋)なんどへ行けば、一時の間に合せ位のものは、倉庫の中に昼寝しているっち話だねえか...
犬田卯 「米」
...バラック建の逓信省(ていしんしょう)や農林省や中央会議所や印刷局やの前を通って又電車道に出ると同じくバラック建の大蔵省や内務省がある...
高浜虚子 「丸の内」
...なぜ農林省は東北の飢饉を凶作に...
戸坂潤 「社会時評」
...一九三七・三・一五東京戸坂潤第一部 日本の社会現象1 官公吏の社会的地位かつて農林省の小作官会議に於て...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...このソヴェートの三漁区の設定は明らかに条約違反になるという農林省の解釈であった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...泰治さんは農林省の役人である...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...これに目をつけたのが農林省であった...
中井正一 「機構への挑戦」
...この議論を最初に取りあげられたのは近藤康男氏を首班とした農林省の図書機関であった...
中井正一 「支部図書館三周年に寄せて」
...建設省や農林省などの外郭団体として...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...農林省の茂木技師一行に連れられて...
林芙美子 「浮雲」
...農林省からの使ひだと案内を乞うた...
林芙美子 「浮雲」
...農林省の官吏で、とても偉いひとなの……...
林芙美子 「浮雲」
...農林省のタイピストをしてる時...
林芙美子 「浮雲」
...石田氏がまだ農林省の下級技官だった時代に...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...この判断がどんなに正当かという裏書は現に農林省の官吏たちが職員大会を開いて食糧の人民管理を叫んでいる...
宮本百合子 「女の手帖」
...これらのその道の人達は自分たちの職域を通じて農林省...
宮本百合子 「女の手帖」
...農林省中央水産試験場で試験用に求めたマイワシの腹部が異常にふくれているのを...
武者金吉 「地震なまず」
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