...彼女は辣腕家で、その会社の業績を伸ばした...
...我が社の新しい役員、彼女は辣腕家だ...
...彼は辣腕家の起業家で、何度も成功を収めた経験がある...
...辣腕家の投資家が大型の取引を仕掛けているというウワサがある...
...その社長は辣腕家で、社員たちは彼の指示に従って仕事をする...
...とてもこんなに顔のゆがんでいる僕をつかまえて辣腕(らつわん)をふるえる筈がない...
芥川龍之介 「田端日記」
...するどく辣腕(らつわん)な親方がそんなに多くいるのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...飢人の食を奪ふといふやうな辣腕は...
田山録弥 「谷合の碧い空」
...宣教師と結托したミシン会社の辣腕(らつわん)に呆れる方が本当なのかも知れないが...
中島敦 「環礁」
...宣教師と結托したミシン會社の辣腕に呆れる方が本當なのかも知れないが...
中島敦 「環礁」
...好い心持でしょう」「非常な辣腕(らつわん)だ」「え? こうやると誰でもさっぱりするからね」「首が抜けそうだよ」「そんなに倦怠(けったる)うがすかい...
夏目漱石 「草枕」
...その辣腕(らつわん)を勘定奉行に認められていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...財界の老錬家のような辣腕(らつわん)を揮(ふる)って...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...さんざん悩ました辣腕(らつわん)家に「第二号」と称する覆面(ふくめん)の士のあったことはあまりに有名だ...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...バニスタアという辣腕家があった...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...不良老年の辣腕かように東京の風紀頽廃の原因を煎じ詰めると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「此(この)男忠実にして信用すべき案内者なり」と云ふ様な証明や「但(ただ)し見掛によらぬ辣腕(らつわん)ありと見え彼が妻は西洋人なり」と冷(ひや)かしたものや...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...それを得意とする辣腕家(らつわんか)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...御房は辣腕(らつわん)な政略家とかねて聞え及んでおるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇喜多家との交渉は黒田官兵衛の辣腕(らつわん)をもって必死に働きかけても...
吉川英治 「新書太閤記」
...辣腕(らつわん)のきこえある松平左京之介が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ダルメイダはそこで開拓者としての辣腕をふるった...
和辻哲郎 「鎖国」
...皇居修復の仕事や京都の経済復興などに辣腕をふるい...
和辻哲郎 「鎖国」
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