...彼女は辣腕家で、その会社の業績を伸ばした...
...我が社の新しい役員、彼女は辣腕家だ...
...彼は辣腕家の起業家で、何度も成功を収めた経験がある...
...辣腕家の投資家が大型の取引を仕掛けているというウワサがある...
...その社長は辣腕家で、社員たちは彼の指示に従って仕事をする...
...とてもこんなに顔のゆがんでいる僕をつかまえて辣腕(らつわん)をふるえる筈がない...
芥川龍之介 「田端日記」
...後に内相として辣腕(らつわん)を揮(ふる)った大浦兼武(おおうらかねたけ)(当時軍曹)の配下となって戦った人だが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...辣腕(らつわん)と剽悍(ひょうかん)との点においては近代これに比肩(ひけん)する者無しと嘆(たん)ぜられているひと...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...何よりわが友人の辣腕の一端を知らしめる一助となるのであるから...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...少なくとも人目を惹く形で我らが刑事捜査局の辣腕を見せつけることになった上...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...辣腕(らつわん)を揮(ふる)いつくした果てに...
徳田秋声 「縮図」
...また緒方洪庵が教育家として辣腕を揮ひ...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...その辣腕(らつわん)を勘定奉行に認められていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...検察の辣腕をふるったというだけのことだが...
久生十蘭 「魔都」
...財界の老錬家のような辣腕(らつわん)を揮(ふる)って...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...さんざん悩ました辣腕(らつわん)家に「第二号」と称する覆面(ふくめん)の士のあったことはあまりに有名だ...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...バニスタアという辣腕家があった...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...しかも辣腕を謳(うた)われている男だった...
正岡容 「寄席」
...又は槓杆(てこ)でも動かぬ長尻の訪客を咄嗟の間に紙片のように掃き出して終(しま)うという辣腕(らつわん)家が時あってか出頭して...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...「此(この)男忠実にして信用すべき案内者なり」と云ふ様な証明や「但(ただ)し見掛によらぬ辣腕(らつわん)ありと見え彼が妻は西洋人なり」と冷(ひや)かしたものや...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...後に朝日へ行きました岡部齋氏といふ辣腕な社會部記者が愕然としまして...
吉川英治 「折々の記」
...辣腕(らつわん)のきこえある松平左京之介が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ダルメイダはそこで開拓者としての辣腕をふるった...
和辻哲郎 「鎖国」
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