...辛棒がしきれなくなったが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...せめて三年越前屋の店で辛棒しろ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんな詫(わび)でも辛棒でもする覺悟でをります」座敷牢の逞しい格子にすがりついた吉之助の手は激情にふるへてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しばらく辛棒するがいゝ」「有難うございます――よろしくお願ひいたします」吉之助は牢格子で額を叩くやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お徳は四十女の癖に大の喰ひ辛棒...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思(おも)へばお峯(みね)は辛棒(しんぼう)もの...
一葉女史 「大つごもり」
...嘘(うそ)か誠(まこと)か九十九夜(よ)の辛棒(しんぼう)をなさりませ...
樋口一葉 「にごりえ」
...「だから今日はこれで一日無理にも辛棒して御覧よ...
牧野信一 「眠い一日」
...「辛棒したいものだ...
牧野信一 「眠い一日」
...紛れ物の程度ならまだ辛棒もいたしますが...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...それでも長い長い間の辛棒の揚句...
水野仙子 「輝ける朝」
...帰った当座は住み馴れたわが家も何だか物珍しく思われたが夏の緑に常よりも一層暗くなった室の中に大人のようにぐったりと昼寝する辛棒も出来ないので私はまた久しぶりで町をおとずれた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...出羽さんという家では全くよく辛棒したそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうぞどうぞ御辛棒...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで今年はすこし吹かれて辛棒してみます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あれならばマア辛棒してよいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたはちっともそのことについては苦情を云わず何年も辛棒して下さいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...よく今まで御辛棒なすって...
夢野久作 「暗黒公使」
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