...辛棒強くも礼義に富んだ返事は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...背中に子供を負った辛棒強い老婆...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もうすこしの辛棒(しんぼう)だ」「なにを...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...伸は当分今の地位で辛棒せねばなるまい...
大杉栄 「獄中消息」
...二年(ねん)など到底(たうてい)辛棒(しんぼう)をされるものでないと思(おも)ひ付(つ)いた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...辛棒しろよ...
豊島与志雄 「土地」
...一生爪(つめ)を灯(とも)すやうな辛棒をしても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此處で三年なり五年なり辛棒した人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御馳走をお預けのまゝ」「あら」お冬は自分の喰ひ辛棒を冷かされたやうな氣がして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな事を言われても尤(もっと)ものように押だまって辛棒強く働いていた...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...この光を奪われた底冷たい無気味な部屋にいることだけは一分間でも辛棒ができん...
平林初之輔 「犠牲者」
...寄所(よんどころ)なく万豊の桐で辛棒しようとするのだが...
牧野信一 「鬼涙村」
...口を利かぬ業ならば彼は飽くまでも辛棒強いのである...
牧野信一 「三田に来て」
...紛れ物の程度ならまだ辛棒もいたしますが...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...私にゃ半日辛棒もなりませんや」と...
宮本百合子 「秋の反射」
...僕は全く辛棒していたんだよ...
宮本百合子 「或る日」
...代筆でも代弁でも辛棒しますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...のみならずその辛棒の甲斐(かい)がありまして...
夢野久作 「キチガイ地獄」
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