...諸戸は辛抱強く、蝋燭を点じては、次から次と、洞窟の中を、組織的に探し廻った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...今度はよほど辛抱強く六ヵ年...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...辛抱強くて指導さえ宜しければ必ずよい店員になります...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...こんなに辛抱強く家から家へと歩きまはつたことは近来めづらしい...
種田山頭火 「行乞記」
...」愛しい人よ 心配しないで 大丈夫 大きな間違いがあって すぐには終わらないかもしれない 辛抱強く待つようにネヴィル「鉛筆で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...よい土地のように辛抱強くありさえすればいい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ネルロが出て来るのを辛抱強く待っているのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...辛抱強く骨の上に絡(から)みついていてくれた余の命の根は...
夏目漱石 「思い出す事など」
...十二月の寒風の吹きとおす海ばたで辛抱強く待っていたが...
久生十蘭 「ノア」
...ベルナアルさんの身震いが止まってくれるのを辛抱強く待っている...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...揚幕で辛抱強く終り迄見てゐた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...辛抱強くなった僕...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...辛抱強く待っていました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...辛抱強く待っていた子供に向き直り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...辛抱強く好機が来るまで待った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...四十年間も最も辛抱強く最も巧妙に説いても出来なかったことが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それであの晩と同じような雲の無い暗夜(やみよ)が来るのを辛抱強く待っておりますうちに...
夢野久作 「巡査辞職」
...辛抱強くこの関門の突破に努力したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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