例文・使い方一覧でみる「輳」の意味

...この一人の人物に輳（あつま）つてゐるとでも申しませうか... この一人の人物に輳つてゐるとでも申しませうかの読み方
芥川龍之介「地獄変」

...この一人の人物に輳（あつま）つてゐるとでも申しませうか... この一人の人物に輳つてゐるとでも申しませうかの読み方
芥川龍之介「地獄變」

...西南洋に輻輳（ふくそう）するのみならず... 西南洋に輻輳するのみならずの読み方
徳富蘇峰「吉田松陰」

...しかしどうにもできない馬車の輻輳（ふくそう）のために... しかしどうにもできない馬車の輻輳のためにの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...あの線路の輻輳地帯から... あの線路の輻輳地帯からの読み方
豊島与志雄「どぶろく幻想」

...今日見た線路の輻輳地帯... 今日見た線路の輻輳地帯の読み方
豊島与志雄「どぶろく幻想」

...これら両岸の運河にはさまざまな運送船が輻輳（ふくそう）しているので... これら両岸の運河にはさまざまな運送船が輻輳しているのでの読み方
永井荷風「深川の散歩」

...遠い所から風が音を輳（あつ）めてくる... 遠い所から風が音を輳めてくるの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...ちょうど婆さんの御誂（おあつら）え通りに事件が輻輳（ふくそう）したからたまらない」「それでも宇野の御嬢さんはまだ四谷にいるんだから心配せんでもよさそうなものだ」「それを心配するから迷信婆々（ばばあ）さ... ちょうど婆さんの御誂え通りに事件が輻輳したからたまらない」「それでも宇野の御嬢さんはまだ四谷にいるんだから心配せんでもよさそうなものだ」「それを心配するから迷信婆々さの読み方
夏目漱石「琴のそら音」

...実白状しますと頃日どう言う訳か用事輻輳（ふくそう）... 実白状しますと頃日どう言う訳か用事輻輳の読み方
牧野富太郎「植物記」

...事情は輻輳（ふくそう）しているから... 事情は輻輳しているからの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...私は見送りにも行かなかったちょうど私の課の受持ちの部品の発注がむやみと輻輳していた頃でそれを処理するために...
三好十郎「殺意（ストリップショウ）」

...其夫の三人の上に輳（あつま）り來（きた）るのに驚いた... 其夫の三人の上に輳り來るのに驚いたの読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...私は此処で初めて輻輳してゐる戎克の群（むれ）を観た... 私は此処で初めて輻輳してゐる戎克の群を観たの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...船舶の輻輳とは彼の心を亂した... 船舶の輻輳とは彼の心を亂したの読み方
ピエル・ロチ　Pierre Loti 吉江喬松訳「氷島の漁夫」

...城内城下はこの日も来往の諸大将とその兵馬で輻輳（ふくそう）していた... 城内城下はこの日も来往の諸大将とその兵馬で輻輳していたの読み方
吉川英治「黒田如水」

...貢来（こうらい）の絹布や肥馬も輻輳（ふくそう）して賑わしい... 貢来の絹布や肥馬も輻輳して賑わしいの読み方
吉川英治「三国志」

...辻々には輜重（しちょう）の車馬が輻輳（ふくそう）して道も通れぬほどである... 辻々には輜重の車馬が輻輳して道も通れぬほどであるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

「輳」の読みかた

「輳」の書き方・書き順

いろんなフォントで「輳」