...木(き)の鳥居(とりゐ)に階子(はしご)して輪飾(わかざり)をかくる状(さま)など...
泉鏡太郎 「熱海の春」
...そしてまた 死の輪飾りを薔薇のつぼみのやうなお前のやはらかい肩へおくるだらう...
大手拓次 「藍色の蟇」
...軒ごとに門松や輪飾りが綺麗に出来揚(あが)って...
徳田秋声 「足迹」
...小さい輪飾りの根松の緑に...
徳田秋声 「新世帯」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...海賊橋の輪飾り」「あ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どうだ八」「あの通りだ、輪飾りも、――二階の障子も」輪飾を裏返しに、二階の障子の骨は此方を向いて居るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「輪飾(わかざ)りが裏返(うらがへし)になつて居るのを見ただけさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭の上の大輪飾(おおわかざ)りが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「輪飾りが裏返しになっていたのを見ただけさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つい先頃の裏返し輪飾りの件を思い出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夕方、女房と輪飾り、門松などとげぬき地蔵の方へ買いに行く...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...菫の輪飾が戴かせてある...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...遥か向うの決勝点から名誉の輪飾があなたをさしまねいた時...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あの荊の輪飾の下の扁額(へんがく)に目を注ぐことがあるだろう...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...その先を三つ組にして輪飾りの七五三のようにしているのがある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...淀のながれには、門松の輪飾りや、初春(はる)のものを乗せた小舟が忙(せわ)しげに棹(さお)さしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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