...木(き)の鳥居(とりゐ)に階子(はしご)して輪飾(わかざり)をかくる状(さま)など...
泉鏡太郎 「熱海の春」
...そしてまた 死の輪飾りを薔薇のつぼみのやうなお前のやはらかい肩へおくるだらう...
大手拓次 「藍色の蟇」
...先祖代々菩提とぶらふ水仙の花酔へばけふもあんたの事(緑平さんに)・うまい手品も寒い寒い風正月二日の金峰山も晴れてきたお正月の熊本を見おろす・もう死ぬる声の捨猫をさがす自動車も輪飾かざつて走る持てるものみんな持つて歩いてゐる(老遍路さん)よい月の葉ぼたんのよさ追加二句・訪ねる人もゐない街のぬかるみ闇をつらぬいて自動車自動車一月三日うらゝか...
種田山頭火 「行乞記」
...門松や輪飾はめんどうくさいので...
種田山頭火 「其中日記」
...餅と輪飾とを持つてきてくれる...
種田山頭火 「其中日記」
...門松や輪飾りはめんどうくさいから止めにして...
種田山頭火 「雑記」
...このチキンライスの話と輪飾りの話には現代思潮の反映がある...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...小(ち)さい輪飾(わかざり)をいくつも拵(こしら)えていた...
夏目漱石 「門」
...外へ出て振り返ると――」「――」「輪飾りは矢張り裏返しになつて居たし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...輪飾りを直してやりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つい先頃の裏返し輪飾りの件を思い出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...もう鏡臺にまで小さい輪飾りがしてあつた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...遥か向うの決勝点から名誉の輪飾があなたをさしまねいた時...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...駕の垂れには春らしく輪飾りが下がっていて...
吉川英治 「江戸三国志」
...露店ののし餅やら輪飾りなどを買い歩いた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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