...爾来(じらい)彼は朋輩の軽蔑も意としないで...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...松本から島々を経て穂高岳に行く途中の鈴木、長谷川、四谷の三先輩は、急を聞いて三十一日晩大町にかけつけ、ただちに現場に向かったがその夜は野口一泊...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...我輩も大いに進んで球を投(ほう)って遣った次第である...
大隈重信 「運動」
...しかし我輩は耳はあまり使っておらぬそれで...
大隈重信 「我輩の智識吸収法」
...先輩であるその老劇作家のもとに身を寄せている青年と...
徳田秋声 「仮装人物」
...滔々(とうとう)たる世俗の流輩が重金説・保護主義・専売主義等に心酔したるももとよりうべなりというべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...当時泣く子も黙るところの長者町の大先輩ともあるべきものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...右等の徒輩はこれ等不朽の作物を大衆文芸視して...
中里介山 「余は大衆作家にあらず」
...以前は嗤(わら)っていた朋輩達(たち)も少々気味が悪くなって来た...
中島敦 「木乃伊」
...田口は固(もと)より僕の父を先輩として仰いでいた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「いかにも朋輩らしい面つきよ...
久生十蘭 「鈴木主水」
...我輩の窃(ひそか)に恐るゝ所なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...回教徒の厳峻な輩は...
南方熊楠 「十二支考」
...伝えて日本にもそんな物語が輩出したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...仏乞食上りの輩に向い太子汝らを請せず...
南方熊楠 「十二支考」
...屈強(くっきょう)な旗本輩(はたもとばら)や陣中僧の日野賢俊らはもちろん一刻もそばを離れてはいない...
吉川英治 「私本太平記」
...末輩のちょこちょこしている人間まで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...安房守の年輩を見ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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