...僕は先輩の恩惠に代へてこの氣安さをとつたことを悔いない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...我輩の論法を以ていえば...
大隈重信 「始業式訓示」
...仕事もないし!」彼の後輩である伊原が何ものであるかも...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...懸つて足下と我輩との双肩に在らずやと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は十九世紀後半(嘉永以後)に輩出したる多数の浮世絵師の如きは全くこれを顧みざりしといへども決して一派一流の画家にのみ偏する事なく広く各派の一般を見しかして後(のち)常に見識ある美術史家のなすが如く各流派の中(うち)よりその代表者と見るべき比較的少数の画家を選び出(いだ)せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...我輩も想像している...
中里介山 「生前身後の事」
...その開業したての煙の出ているところへ我輩は飛び込んだのである...
夏目漱石 「倫敦消息」
...幸にして主人のように吾輩の毛をややともすると逆さに撫(な)でたがる旋毛曲(つむじまが)りの奇特家(きどくか)がおったから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私の先輩や同僚には豪傑もいた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...豈かゝる輩に密事を委託するの愚を學ふべき筈あらんや...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...そしてそれが私の死んだ母と殆んど同じ年輩で...
堀辰雄 「三つの挿話」
...全く未見の先輩、且つ恩人である乱歩氏に対する私の、私的な感じを、あまりにも無遠慮に述べ立ててしまいました...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...太い綱だのが雨霰(あめあられ)と降りかかって来る下を潜った吾輩はイキナリ親方の死骸を抱え上げて...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...自然主義なら吾輩にもわかるが...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...吾輩は、すこし気の毒になったから、心持ち言葉を柔(やわら)げた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...それがし如き軽輩を...
吉川英治 「新書太閤記」
...良持に縁故の輩(ともがら)が多かったのであるから...
吉川英治 「平の将門」
...朋輩衆(ほうばいしゅう)よりも控え目に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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