...同年輩の近江屋の児等と極く仲が悪かつたが...
石川啄木 「二筋の血」
...わが輩(はい)は甘(あま)んじてその譏(そしり)を受(う)けたい...
伊東忠太 「國語尊重」
...「そんな輩(てあひ)がうんと居るんだもの...
薄田泣菫 「茶話」
...三十五六歳から四十歳ぐらいの年輩に見受けられる...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その頃の昌造は稽古通詞の若輩であつた筈だから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...先輩に対する反感を伏蔵してゐる陰険な沈黙寡言の風は少しも認められない...
永井荷風 「来訪者」
...同年輩の三十恰好の男の客があつた...
長塚節 「開業醫」
...何でも吾輩が前回に紹介した美学者迷亭君の事に関しているらしい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...我が輩の見るところにおいて大なる異論あるなし...
福沢諭吉 「学問の独立」
...その男は彼と同年輩の少年らしく...
堀辰雄 「水族館」
...丁度彼位ゐの年輩の二人の男もあつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...妾らの夫にある物あって妾輩に健康と快楽と子女を与う...
南方熊楠 「十二支考」
...自分と同年輩の男に対する様な気持で...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...宮廷の若公卿や一味の武者輩のうごきについて...
吉川英治 「私本太平記」
...一日早い先輩だった」「ば...
吉川英治 「私本太平記」
...私のような末輩(まっぱい)が...
吉川英治 「親鸞」
...そこにはまだ源氏の輩(ともがら)が多くいるという...
吉川英治 「源頼朝」
...そこで幕府のみならず民間にもこの貿易を企てるものが輩出したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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