...そこへ幸ひにも来合せたのは或先輩の彫刻家だつた...
芥川龍之介 「歯車」
...すると目の前を横切つた一人の男の子が自分の總領息子の年輩であつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...物に飽きやすい彼の性質を苦にして漢学者の父の詩文のお弟子であったその先輩に頼んで...
徳田秋声 「縮図」
...当今少婦輩内にては乱髪壊形し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...久光には、軽輩共を、押えることができまいが、斉興なら――」「久光公は、斉彬公の真似が、上手だから、押えることができんのみか、却って、下手に、軽輩に、利用されるだろう」「然し、もう、老公も、いいお齢だから、ここ暫くの間に、ばたばたと、押えつけてしまわぬと――」「そうは行くまい...
直木三十五 「南国太平記」
...――小ざかしき後輩の手を加えることなしに――オリジナルの珠玉篇を提供しようという企ては...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...と思われる年輩で...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...我輩は其所謂(いわゆる)女子敗徳の由(よっ)て来(きた)る所の原因を明(あきらか)にして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...戯れに天下のことを談ずる者はわが輩の友にあらず」五編『学問のすすめ』はもと民間の読本または小学の教授本に供えたるものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...洋学者の輩も人に悪(にく)まれ人に忌(い)まるるその中に...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...それにしても吾輩の上着は永久に吾輩の所有であるだけで...
牧野信一 「サクラの花びら」
...日露戦争の時にヨッポド懲(こ)りたと見えてアラユル密偵(スパイ)を使って吾輩の身辺(みのまわり)を探らせているらしいてや...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...まあ聞け……コンナ訳だ」吾輩はそこで今朝(けさ)からの出来事を出来るだけ詳しく話して聞かせた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...吾輩はハッキリと記憶しているのだがね」「……そ……それはドンナ鍵……」「離魂病の話さ」「離魂病……離魂病がどうしたんですか」「ハハハハ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吾輩としては俯仰(ふぎょう)天地に愧(は)じない事件で首を飛ばされたんだから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...斎木君……一杯受けてくれ給え……吾輩も飲むよ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...槍組の軽輩(けいはい)であったのに...
吉川英治 「篝火の女」
...自分を繞(めぐ)る一味の若人輩(ばら)が...
吉川英治 「源頼朝」
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