...それから太陽の侍女としてあるときは宵の明星あるときは暁の明星として輝くかの美しい金星などは何のためであるか...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...玉(ぎよく)よりも輝く真(まこと)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...あの宝石の光り輝く市の王様の...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...房の飾ある輝く盾をクロニオーン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』ヘーレーしかく宣んすれば、ヘープァイストス持ち來す不思議の神火、眞先(まつさき)に平野に燃えて、累々と伏せる屍(しかばね)、アキリュウス倒せしものを燒き盡す、平野はかくて皆乾き、輝く川の水停る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...脊の高い、血色のよい、綺麗に剃(あ)てられた紳士で、その澄んだ目、輝く頬、――と、ベーカー街の霧の中からは遥に離れた処に生活している人に相違ないと思われた...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...彼は光り輝く文字に書かれた自分の義務をなお明らかに見ていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...光り輝く神聖なる民衆らよ!彼らは生命のランプを人に伝う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分はこの可愛らしい燕と思ふさま照り輝く夏の日光と入海の彼方に延長する優しい丘陵とに対して...
永井荷風 「海洋の旅」
...がんりきの面(かお)に向いて輝くような心持がしますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...米倉の盛名が輝くにつれ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...それは輝くように磨きあげた黒大理石の壮麗な門で...
久生十蘭 「泡沫の記」
...昔の諺(ことわざ)に『輝くものゝ總てが黄金(わうごん)にあらず』と云ふのがありますが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...嬉しさと恥ずかしさで顔がぱっと輝くのを隠しきれなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...もし徳が反対の欲望を克服することによって始めて輝くのだとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女は輝くような笑みを見せた...
横光利一 「上海」
...電気の輝くところ...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...この武士道の美しい花は物質を越えて輝く...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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