...宝石は或は緑に、或は紅に輝く...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「「ケルトの薄明」より」
...行く手に輝く希望の光は鈍ってくる...
有島武郎 「二つの道」
...或は輝くやうな紅などだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...お前のそのすべ/\した柔かな肩から輝くやうな首のあたりへショールをかけてやつて...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...夜間に於てはニーベルンゲンの夜光珠もかくやと思うばかりに燦然(さんぜん)と輝くのであった...
海野十三 「深夜の市長」
...三人の顏には若い血が漲り輝く...
高濱虚子 「俳諧師」
...母親のお蘭に似て輝くばかりの器量よし...
太宰治 「新釈諸国噺」
...庭は輝くが如くに見え...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...藁(わら)で束ねた藪柑子(やぶこうじ)の輝く色彩をまたなく美しいものと思った...
寺田寅彦 「柿の種」
...塵中に 25俯伏(うつふ)さしめぬ――而して部衆おのおの青銅の輝く鎧脱ぎ棄てて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...光り輝く出口の方へ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最早昔の輝くお綾殿では無い...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お行儀よく椅子から脚をぶらさげたまま、輝く眼で、彼等の小さな恵まれた白絹ずくめの同輩を眺めている……前方左手には、神童の母親が腰かけている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...多くの把握力をもち・それ自ら輝くところの・内容が入用なのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを日中の照り輝く路を...
柳田國男 「祭のさまざま」
...我は爾らの上に日輪の如く輝くであろう...
横光利一 「日輪」
...緑の色が燒え立つやうに輝く...
吉江喬松 「山岳美觀」
...華やかに輝く光と結びつけて考えている我々には...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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