...輝き渡る美しさを以つて現はれて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...雲のうえの輝き渡る大きなお宮の中に...
竹久夢二 「少年・春」
...室内までが黄金色(こがねいろ)に輝き渡るくらいである...
寺田寅彦 「藤の実」
...消え去った彼女の眼から彼の上へ静かに輝き渡る神秘な誘惑が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...焼き尽す光よりもむしろ輝き渡る光の方にあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...火山は輝き渡る、しかし暁の光はいっそうよく輝き渡るではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ある不可知な輝き渡る何物かの目ざめである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたりの電灯は一際(ひときは)明く輝き渡るにつれて...
永井荷風 「男ごゝろ」
...四方の桟敷(さじき)に輝き渡る燈火の光に酔(ゑ)はんが為めなれば...
永井荷風 「夜あるき」
...始めて文芸の功果は炳焉(へいえん)として末代までも輝き渡るのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...輝き渡るとは何も作家の名前が伝わるとか...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...輝き渡る日本の国です...
野口雨情 「朝おき雀」
...「死」によって浄化された幼児の稚い美くしさはまぼしいほどに輝き渡る...
宮本百合子 「悲しめる心」
...そしていつかお前の方まで分け入るぞよと輝き渡る藤原郷の奧山を望んで思つたものであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...そしていつかお前の方まで分け入るぞよと輝き渡る藤原郷の奥山を望んで思ったものであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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