...食卓に載せる、小さい花瓶が六つあるのに、二輪づつ花を插して、二つづつ並べて、卓の中通りに置いた...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...それでぼくも毎年その報告に何かの論文を載せることになり...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...著者自身が自己紹介(ゼルプスト・ダルシュテルング)を載せる習慣が望ましい...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一月早々別の小説を載せるということは都新聞で幾らも例のあったことであるから...
中里介山 「生前身後の事」
...重い洋書を載せると...
夏目漱石 「道草」
...首を載せる台は日本の薪割台(まきわりだい)ぐらいの大きさで前に鉄の環(かん)が着いている...
夏目漱石 「倫敦塔」
...塀の上へ載せるか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そっと脇の鏡台の上に載せると...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...附録の小冊子の来月に詩と和歌(少女文芸)を載せる事になりました...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...不具(かたわ)にまで傷づけられた民族の誇りと声なき無数の苦悩を載せる故国の土地!そのお前の土を飢えたお前の子らが若い屈辱と忿懣をこめて嚥み下(くだ)すとき――お前の暖い胸から無理強ひにもぎ取られたお前の子らがうなだれ...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...後の二つは豚を載せる箱である...
三好十郎 「おスミの持参金」
...上に一つまみの塩を載せる...
柳宗悦 「日田の皿山」
...板にクヅシを載せるやうな小さな改良も...
柳田國男 「食料名彙」
...カベルとは斯うして頭に物を載せる行爲を表する動詞である...
柳田國男 「瀬戸内海の海人」
...載せる物は鉄屑に限らず...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...大抵は鉄の輪へ載せる釣ランプ...
山本笑月 「明治世相百話」
...象の脊中に載せるのは書物ですつて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...六百円の一等乗船券に更に一割の増金(ましきん)を払つて辛(から)うじて其れに載せることが出来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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