例文・使い方一覧でみる「較べる」の意味
スポンサーリンク...今に較べるともっともっといい恰好だったが... 
上村松園 「京のその頃」
...鬘下地に較べるとズッと上品なものです...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...はわせに較べるとどこか味がない気がします...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...鉱毒問題に較べると政治は皮相なことばかりだ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...八百屋などに較べると安いといって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...現在の小売商はデパートに較べると著しく進歩がおくれている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...将軍家の重厚なお顔だちに較べると少し華奢に過ぎてたよりない感じも致しましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...三島の水に較べると...
太宰治 「富嶽百景」
...野副氏の見識に較べると...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...之に較べると、中条百合子の評論はもっと文芸学的な素質に富んでいる...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...此の一節は前の二節に較べると明らかに附益せられたものなることを知り得るのである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...即ち日本はあなたの國に較べると國が小さい...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...御馳走は今の東京の普通の生活に較べると...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...話（はなし）をするときに相手（あいて）の膝頭（ひざがしら）と顔（かほ）とを半々（はん／＼）に見較べる癖（くせ）がある...
夏目漱石 「それから」
...駄目に決まり切っているあの南瓜でも私達に較べると実に羨しい...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...科学の進歩に較べるというと...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...一個一個の人間として較べるなら郭嘉（かくか）が...
吉川英治 「三国志」
...「いったい、お通さんて、幾歳（いくつ）なの？」城太郎は、見較べるように、彼女の顔をながめて、「同（おんな）じぐらいだろ」「わたしと？」「だけど、お通さんの方が、もっと、綺麗で若いよ」そのくらいでこの話題が打切れればよかったのに、朱実の方からまた、「武蔵様は、人なみ以上、武骨だから、そんな泣虫のひとは嫌いだろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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