...聾になったように平気で...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...続いてまた一弾! 耳も聾(ろう)せんばかりの大爆発とともに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...耳を聾(ろう)せんばかり怒濤(どとう)のような喚声の中に...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...師父ブラウンはその聾の下男が馬鈴薯を掘るという事をふと思い出して...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...有声になったために聾(つんぼ)になってしまった...
寺田寅彦 「映画芸術」
...これは盲目で聾だ...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...聾(つんぼ)にして唖(おし)...
中里介山 「大菩薩峠」
...子供は聾唖だった...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...其人聾にあらざるよりは...
二葉亭四迷 「小説総論」
...同船は聾なのである...
牧逸馬 「運命のSOS」
...僕等は債権者が現れる間ぢうはクルマを廻しつづけて聾唖となり...
牧野信一 「沼辺より」
...わたしはわざと聾をよそおう人たちを見たことがあるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人どおりのまったく絶えたこの径には蝉しぐれが降りしきって聾するばかりのかしましさのゆえか辺りの寂けさがひとしお澄んで感じとられる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...私に、そして盲目で、聾で唖の時間が、やってきたのでした...
山川方夫 「恐怖の正体」
...鎧える親武者は、唖か聾のように、何の反応もあらわさない...
吉川英治 「上杉謙信」
...眼も綾(あや)に耳も聾(ろう)せんばかりであった...
吉川英治 「三国志」
...残念なことじゃった」「ははあ? ……とは何故で」「唖聾は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...聾者(つんぼ)がいても...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索