...わが人民の議論つねに軽躁に走りて遠大の見識なきを憂え...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...軍鶏のやうなきいきいした声で何か頻(しき)りと軽躁(はしや)ぎ散らしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...あたかもかっかと燃えている炉火の軽躁さとうつろいやすさとに自分の荘重さと寿命の永さとを競(きそ)わせるかのように...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...軽躁であり原始人に類し付和雷同性に富んでいる等々という事実を...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...きわめて軽躁(けいそう)で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...軽躁不遜(けいそうふそん)なりと称し...
福沢諭吉 「徳育如何」
...漫(みだり)に政治を談じて軽躁なりというにすぎず...
福沢諭吉 「徳育如何」
...少年輩がかくまでにも不遜軽躁に変じたるは...
福沢諭吉 「徳育如何」
...今のこの不遜軽躁(ふそんけいそう)なる世態に感動してこれを憂うるははなはだ善(よ)し...
福沢諭吉 「徳育如何」
...その不遜軽躁は天下の大教場たる公議輿論をもって教えたるものなれば...
福沢諭吉 「徳育如何」
...少年子弟の不遜軽躁なるを見て...
福沢諭吉 「徳育如何」
...軽躁のはなはだしきものなりと咎(とが)めたらば...
福沢諭吉 「徳育如何」
...世間あるいは君の軽躁を悦(よろこ)ばずして...
福沢諭吉 「徳育如何」
...軽躁なりというも...
福沢諭吉 「徳育如何」
...軽躁浮薄(けいそうふはく)...
福沢諭吉 「日本男子論」
...尚お軽躁(けいそう)を免がれぬ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...常にその軽躁期と抑うつ期とのあいだに揺れ動くことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...軽躁(けいそう)...
吉川英治 「上杉謙信」
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