...一つは英語の普及してゐる為に却て英吉利文芸を軽視することであり...
芥川龍之介 「平田先生の翻訳」
...大乗仏教は仏の説でないとて大乗経を軽視する人もありますが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...しかも力を軽視するものではない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...是を軽視するの趣あれど...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...一概に廃物などと軽視する傾向を一掃して...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...過去に心をひかれるために却ってそのことを軽視する傾向があるように見える...
津田左右吉 「日本精神について」
...それで私は蓄音機をきらう音楽家のピュリタニズムを尊敬すると同時に蓄音機を愛好する素人(しろうと)を軽視する事はどうしてもできない...
寺田寅彦 「蓄音機」
...実践の真また聖賢伝心の教なれば軽視する勿(なか)れ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...唯だ侯は党首たるには余りに執着心に乏しくして党派の主義綱領を軽視するの傾向あるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして前者の新らしい心理描写――行為の説明のための心理解剖ではない――の文学が、性格を軽視すると共に、後者の結局は権力をめざす階級闘争――真の社会革命のための闘争ではない――の文学も、性格を軽視する...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...自分の生を軽視することは...
豊島与志雄 「生活について」
...商業的価値を軽視することはできないし...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...現実の疾病を発生せしめる人口原理の結果をいかに軽視するとしても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...法規への服従のために軽視することが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは経済学的考察を軽視する意味からではなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...出先で支那人と支那語とを軽視する風を改めなければ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...常にこれを軽視することはできなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかしそのことのゆえにこれほど種類の異なった美しさを軽視するのは間違いである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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