...灰白色をした軽捷な...
田山録弥 「ある日」
...枝から枝を潜(くぐ)っている鶯(うぐいす)の軽捷(けいしょう)な姿が見られ...
徳田秋声 「仮装人物」
...御詫をせい――殿には次の間で、盃を改めて御寛ぎ遊ばすよう」どこからともなく飛出して、振りかぶった丹之丞の刃(やいば)と、石田清左衛門の間へ入ったのは、念入りの醜男(ぶおとこ)のくせに、軽捷で精力的で、何となく強(したた)かさを感じさせる正三郎――丹之丞の遠い従弟という、針目正三郎その人だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...名人らしい軽捷さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...佐吉の小さいが――軽捷な身体は裏口から外へ飛出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人間離れのした軽捷さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何よりの特色はその軽捷(けいしょう)な身体で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その突き詰めた様子や、軽捷な物腰など、思い付きのお芝居とも思われません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...老人らしくもない軽捷(けいしょう)さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身体が人間離れがしているほど軽捷(けいしょう)なことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さうして見るとこゝに非常に軽捷な然も大胆な奴がゐて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...そんな軽捷な働を要求する為事を為遂るのは困難だらうと疑はなくてはならぬと云ふことがあるからだ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...その非常な軽捷な体と...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...身体極めて軽捷(けいしょう)で...
南方熊楠 「十二支考」
...その鋭敏その軽捷(けいしょう)ほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ことに身体動作の軽捷(けいしょう)さは神業のごとくで...
山本周五郎 「松林蝙也」
...山野を駈け馴れている野武士の軽捷(けいしょう)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...後からそれをつけて行った者は軽捷(けいしょう)な旅いでたちで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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