...彼は軽少な性格で、何も真剣に考えない...
...若さゆえに軽少な行動をとりがちだ...
...軽少な考え方では、人生で成功することはできない...
...あのグループは軽少な音楽を演奏することが多い...
...軽少な費用で、手軽に旅行することができる...
...お軽少(けいしょう)なことではないよ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...記録すべくあまりに軽少だと思う勿れ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...甚(はなは)だ軽少ではございますが...
薄田泣菫 「茶話」
...あの一九二三年の地震によって発生した直接の損害は副産物として生じた火災の損害に比べればむしろ軽少なものであったと言われている...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...軽少な器械で巨船を動かすような事になるだろう...
寺田寅彦 「話の種」
...しかしこの一事だけでも新聞というものが現代の人心に与える影響はなかなか軽少なものではない...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...「猫でも、人間でも、何んでも扱うな」牧が、金包を義観の方へ押出して、「軽少ながら、倅への読経料、お収め下さいますよう――せめて、水ぐらいは、お供して行って手向けてやりとうござるが、子は父の心を知らず、父は又、父の情に欠けたる者、何卒、御僧において、拙者の代りとして、よろしく、冥福をお祈り下さるよう――」静かに云って、軽く頭を下げた...
直木三十五 「南国太平記」
...被害は案外軽少であったために音(ね)を上げなかったのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪い意味ではない一つの軽少なる賄賂(わいろ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...軽少を極めて出来たものには相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ慾を云うとあの坊さんの御経があまり軽少だったようでございますね」「少し短か過ぎたようだったから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あまりにも無造作で軽少過ぎる...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...食堂で定食、まことにお軽少...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お軽少なのでビフテキを追加する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...このお軽少な夕食を食べていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ギーッパタンやって居たところで入って来るもの等は実に軽少なので...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...じつは軽少なれど...
吉川英治 「新・水滸伝」
...轎(かご)かきの者、お供の迎児(げいじ)までが、別室でご相伴(しょうばん)の振舞いにあずかり、潘の爺さんは、持参の銀子(ぎんす)や織物などを差出して、「ほんの、軽少ですが」と、寄進におよぶ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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