...彼は軽少な性格で、何も真剣に考えない...
...若さゆえに軽少な行動をとりがちだ...
...軽少な考え方では、人生で成功することはできない...
...あのグループは軽少な音楽を演奏することが多い...
...軽少な費用で、手軽に旅行することができる...
...甚(はなは)だ軽少ではございますが...
薄田泣菫 「茶話」
...年末にごく軽少なものを仕入部主任に持参しましてたいへん叱られたことがあります...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...あの一九二三年の地震によって発生した直接の損害は副産物として生じた火災の損害に比べればむしろ軽少なものであったと言われている...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...軽少な器械で巨船を動かすような事になるだろう...
寺田寅彦 「話の種」
...軽少ながら憤りの心をさえ起してみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...被害は案外軽少であったために音(ね)を上げなかったのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...不肖(ふしょう)なりといえども軽少ながら鼻下に髯(ひげ)を蓄えたる男子に女の自転車で稽古(けいこ)をしろとは情ない...
夏目漱石 「自転車日記」
...顔だけではあまり軽少と思いますからついでに何か御話を致しましょう...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...今頃は御師匠さん自身が月桂寺さんから軽少な御回向(ごえこう)を受けているだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これは甚だ軽少ですが差上げましょう...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...あまりにも無造作で軽少過ぎる...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...料理がお軽少で、食ひ足りないの何のって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...とてもお軽少なので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その晩(ばん)ごくお軽少(けいしょう)のごちそうしかしなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...このお軽少な夕食を食べていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...御軽少の音にあてたのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その効果は決して軽少ではなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私の後を継いで下すった御礼の意味とお祝いの意味を兼ねて誠に軽少ですが差し上げます...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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