...複方(ふくはう)ヂアスタアゼ等を軽んずるのは文を作らんとするものの志ではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...一国的とか国際的とかの組織を軽んずる傾向があり...
大杉栄 「日本脱出記」
...肉体を軽んずる国民は...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...切に自(みず)から軽んずる勿(なか)れ」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一 脚色の変化に重(おもき)を置き人物の描写を軽んずるものはいはゆる通俗小説にして小説の高尚なるものにあらず...
永井荷風 「小説作法」
...一概に軽んずるというわけにはゆきますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...死を軽んずるということは義務を軽んずるという事になると僕は思うている...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...人間平等の法理を軽んずるものである...
蜷川新 「天皇」
...人間を軽んずる、原人式な浮説である...
蜷川新 「天皇」
...仮初(かりそめ)にも実父母を重んじて舅姑を軽んずる勿れ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...それは決して僕がこの作品を軽んずる意味ではなくて...
牧野信一 「月評」
...生活のみの不平と陰鬱を呪詛して徒らにアポロの使徒を軽んずるでありませう...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...他語以て之を言へば生命を軽んずることなり...
正岡子規 「読書弁」
...幸福を軽んずる者も...
三木清 「哲学入門」
...万里の孤客たるわれを軽んずるより下女までも悪態を尽すと悪態極まる言を吐いたので大騒ぎとなり...
南方熊楠 「十二支考」
...おのれの命を軽んずるものがつねに他人の命(いのち)を制するからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死を軽んずるような口ぶりがあったからである...
吉川英治 「三国志」
...真(ま)っ平(ぴら)です」「養子とて、軽んずるな...
吉川英治 「新書太閤記」
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