...自分の作を軽々には取り扱わず...
上村松園 「旧作」
...というわけで停止処分は軽々に行なうべからざる事情があります...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ディヴィッドも私も軽々には語れない...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...一見平凡でそうして多数の人が軽々に看過していて...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...たいてい軽々にくさしてしまう...
寺田寅彦 「鑢屑」
...日常無意味な事として軽々に取扱はれて居る事柄の中にこそ純粋研究として考へて行かねばならぬ問題がある訳である...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...ジャーナリズム云々というようなことを軽々に口にすべきではないというのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...軽々に言及すべきでないと...
戸坂潤 「読書法」
...軽々に手を下せず...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...軽々に妄信することを警(いまし)める先生の気持が...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...なんぞそれ事物を信ずるの軽々にして...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その字面から推量して軽々にこれを薬食いにもなるヤマノイモのことだと極めているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...軽々に看過(みすご)してはならぬと思う...
柳田国男 「家の話」
...軽々に看過されがちなものであったが...
柳田国男 「海上の道」
...軽々に取扱うべき問題ではないから...
柳田国男 「山の人生」
...信玄以来の宿将たる自分たちにも計らず、これほどな大事を、跡部大炊などの輩と、軽々に決めて、兵馬をうごかされるなどとは……と、ふたりは同じ心を眼に見合って、しばらく呆然(ぼうぜん)としていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...決して軽々に方途の定められる問題ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...軽々に任地を去って...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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