...静かに岸から離れてゆく船の甲板の上に軽々と上がって来たその姿が...
有島武郎 「或る女」
...何ごとでも軽々しく確信するのは大いに考えものであるが...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...私の魂はこんなに軽々と旅をするのに...
ボードレール 富永太郎訳 「計画」
...その帰りには足早にしかも軽々しく歩調を乱していた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...軽々しき振舞をする奴輩に...
直木三十五 「南国太平記」
...そう軽々しい調子で引き受ける気も起らなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...毛程の邪魔もなく私の身を軽々とその翼に抱き...
牧野信一 「鱗雲」
...」と頓智よく、軽々と云つた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...軽々しく思われます」と母君は申されるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しいことですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今日の六条院が恋の微行(しのびあるき)などを続いて軽々しくあそばされるものでもないと思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軽々しく宮様をあちらへおやりするようなことはよろしくない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...妻の一人としての待遇はしていないにもせよ軽々しい情人とは思わずに愛して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人を欺くなどということは軽々しく口にすべきではない...
山本周五郎 「新潮記」
...――で、折角の尊命をそむくわけにも参りませんから、貂蝉をおあずけした次第です」「いや、それはどうも」と、呂布は、頭をかいて、「軽々しく、司徒を疑って、何とも申しわけがない...
吉川英治 「三国志」
...風邪気(かぜけ)の微熱が除かれたように軽々した...
吉川英治 「新書太閤記」
...軽々しき微行にては参って候が...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかにも軽々と飛込んで行った...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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