...と安国寺瓊慶もどきに三世を看透したやうな顔をして更に一転語を下して曰く...
内田魯庵 「人相見」
...和尚、一転語ヲカエテ、ネガワクハ野狐ヲ脱セシメヨト...
田中英光 「野狐」
...アヤマッテ一転語ヲ祗対シテ...
田中英光 「野狐」
...趙州三転語、彼は好きな和尚だ...
種田山頭火 「其中日記」
...一転語――春風秋雨 五十四年喝一起一伏 総山頭火とう/\徹夜してしまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...そこで観念性をこの現象性にまで解釈し直すには観念性そのものから出て来ない処の主観という転語が是非とも必要であった筈である...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...空間の主観性は観念性によって権利づけられるのではなくして却って主観という転語によって自ら自らを権利づけているに過ぎない*...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...かかる愉快な地位に立つ諸君はこの愉快に相当する理想を養わねばならん」道也先生はここにおいて一転語(いってんご)を下した...
夏目漱石 「野分」
...」白川がこの一転語を下したとき桑野はほつとした...
平出修 「瘢痕」
...藤吉郎は一転語気をかえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...各、転語を下して、最後のことばとされよ」みな、一偈(いちげ)を唱えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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