...無論真の一転瞬の間に演ぜられた...
石川啄木 「葬列」
...転瞬(てんしゅん)の間に内外(ないげ)を断じ醜を美に回した禅機を賞し達人の所為(しょい)に庶幾(ちか)しと云ったと云うが読者諸賢(しょけん)は首肯(しゅこう)せらるるや否や(昭和八年六月)...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...転瞬(てんしゅん)の客気(かっき)に駆られて...
夏目漱石 「坑夫」
...そうして転瞬(てんしゅん)の間に君の隠袋の裏に移転してしまったんだぜ...
夏目漱石 「明暗」
...一転瞬の変化だった...
久生十蘭 「海豹島」
...一転瞬のことだった...
久生十蘭 「白雪姫」
...その一転瞬の間に...
久生十蘭 「ひどい煙」
...なにもかも一転瞬の夢だった...
久生十蘭 「復活祭」
...転瞬已昏鴉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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