...御転婆な子供たちが公園で騒いでいる...
...姉は御転婆な性格で、いつも冒険的なことをしている...
...御転婆な犬に吠えられて、近づけなかった...
...学校で御転婆な先生に注意された...
...御転婆な性格は、時にはトラブルの原因にもなることがある...
...」敏捷(すばや)い、お転婆なのが、すっと幹をかけて枝に登った...
泉鏡花 「浮舟」
...寂しいその先生はいつも私のおしやべりや歌やそれからお転婆な動作を見ては含み笑ひをしてゐました...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...毎日お転婆してますから...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...お転婆(てんば)でございましょう」女は艶(つや)やかに笑った...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...私(わたくし)の脇(わき)にゐるお転婆(てんば)さんが彼女(かのじよ)を讃(ほ)めてゐた...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...「あなたはあたしを御転婆(おてんば)の馬鹿だと思って始終(しじゅう)冷笑しているんです...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...◎千葉の娘はお佐野(千里駒には光子とありて龍馬より懸想したりと記したれど想ふに作者が面白く読ません為めに殊更ら構へたるものなるべし)と云つてお転婆(てんば)だつたさうです...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...実に鮮かなお転婆振りを発揮します...
野村胡堂 「死の予告」
...何と言っても若くてお転婆(てんば)なだけだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お転婆娘らしいところが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お転婆(てんば)な...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...美登利お転婆が過ぎるのと言はれしばかり小言は無かりき...
樋口一葉 「たけくらべ」
...起居(ききょ)振舞(ふるまい)のお転婆(てんば)なりしは言うまでもなく...
福田英子 「妾の半生涯」
...「僕は照ちやんのやうなお転婆と結婚がしたいよ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...どうもお前はお転婆でいけない...
牧野信一 「晩秋」
...マリ・ジェルマンのように男になるといけないからお転婆をしないようにと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お転婆娘(てんばむすめ)に育ってきましたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お転婆(てんば)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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