...御転婆な子供たちが公園で騒いでいる...
...姉は御転婆な性格で、いつも冒険的なことをしている...
...御転婆な犬に吠えられて、近づけなかった...
...学校で御転婆な先生に注意された...
...御転婆な性格は、時にはトラブルの原因にもなることがある...
...妹の方をば時々お転婆だ/\と言つてゐたが...
石川啄木 「札幌」
...ちょっとお転婆に片褄(かたづま)の緋の紋縮緬(もんちりめん)の崩れた媚(なまめ)かしさは...
泉鏡花 「怨霊借用」
...それをお転婆な風で手助けする娘が...
犬養健 「愚かな父」
...かつお勢よりもお転婆(てんば)であり引摺(ひきずり)であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...しかも妹のお転婆(てんば)にくらべて少しやさしく...
太宰治 「新釈諸国噺」
...幼い頃(ころ)は至ってお転婆だったのだし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...もう……お転婆(てんば)ばかりしているそうでな」と母親は笑った...
田山花袋 「田舎教師」
...このお転婆!」三人の仲間はまるで檻の中の狼のように...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...唐突なお転婆(てんば)な動作をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お転婆で気象者で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘のお浪はお弓より三つ年下の十八で、房松の妹に似ず、少しお転婆で、あわて者で可愛らしくはあるが実も蓋(ふた)もない娘です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妾(わたし)なんてお転婆だったでしょう...
平林初之輔 「人造人間」
...お転婆の不良少女になつて...
牧野信一 「思ひ出した事(松竹座)」
...東京の学校へなんか入つたの?」「彼奴は手のつけられないお転婆で――バカだよ...
牧野信一 「砂浜」
...お転婆な彼の従妹の道子は...
牧野信一 「爪」
...そのお転婆が治るかも知れない...
牧野信一 「娘とドリアン」
...マリ・ジェルマンのように男になるといけないからお転婆をしないようにと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時々国へ帰りはしたが東京にいる間は自由なお転婆な自分であっても...
若杉鳥子 「旧師の家」
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