...御転婆な子供たちが公園で騒いでいる...
...姉は御転婆な性格で、いつも冒険的なことをしている...
...御転婆な犬に吠えられて、近づけなかった...
...学校で御転婆な先生に注意された...
...御転婆な性格は、時にはトラブルの原因にもなることがある...
...其の当時そのお転婆の一人であつた私すら痛切に感じた程でした...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...お転婆娘を三人も育てて来た私などには...
上田広 「指導物語」
...「あの丘の端を廻つた所でございますが、舟で行けば十分ぐらゐもかゝりません、」「舟がありますか、」「えゝ、ボートを持つて来てをります、」「あなたがお一人ですか、」「えゝ、さうですよ、お転婆でせう、」女は艶やかに笑つた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...お転婆(てんば)でございましょう」女は艶(つや)やかに笑った...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...毎日お転婆(てんば)してますから...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...農村でそんな風にお転婆だったろうと想像し...
田中英光 「野狐」
...お転婆の童女のような顔が好きなのだ...
田中英光 「野狐」
...幼い頃(ころ)は至ってお転婆だったのだし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...このお転婆!」三人の仲間はまるで檻の中の狼のように...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...私(わたくし)の脇(わき)にゐるお転婆(てんば)さんが彼女(かのじよ)を讃(ほ)めてゐた...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...唐突なお転婆(てんば)な動作をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「あなたはあたしを御転婆(おてんば)の馬鹿だと思って始終(しじゅう)冷笑しているんです...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...かの不貞無節なるお転婆(てんば)を事実の上において慚死(ざんし)せしめん事を希望します...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...お転婆で気象者で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お栄は?」「あの転婆娘は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お転婆(てんば)な...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...「僕は照ちやんのやうなお転婆と結婚がしたいよ...
牧野信一 「ランプの明滅」
...女新聞記者というお転婆者になりました...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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