...その後再び東京へ転住したと聞いて...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...その土地を転住するとかなんとかでなければ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さて旧臘(きゅうろう)中一寸申上候東京表へ転住の義...
夏目漱石 「虞美人草」
...東京にて学校教育を受け候事とて切に転住の速(すみや)かなる事を希望致し居候...
夏目漱石 「虞美人草」
...金筐(ばこ)と財宝を荷駄につけて京都へ転住を決行している...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...これは僧位進んで小石川極楽水の是照院へ転住した...
正岡容 「小説 圓朝」
...他の二つの寺院も都市の繁栄に連れて都心から転住して来たものではなからうか...
正岡容 「巣鴨菊」
...その頃あたかも故ありて上総の大原へ転住することとなり...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...浪人は償却しおわると直ぐ転住して行衛(ゆくえ)知れず...
南方熊楠 「十二支考」
...流々転住(るるてんじゅう)ここに哀れをとどめたのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あの……新世帯みたいに」「流々転住(るるてんじゅう)の舟住居(ふなずまい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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