...今日は軟風が吹いていて気持ちがいい...
...窓を開けて軟風を感じながら読書するのが好き...
...散歩中に軟風が吹いて、心地よさを感じた...
...外に出ると、軟風が心地よくて一時間ほど散歩した...
...海岸で軟風を感じながら、海を眺めるのが癒やされる...
...傘のやうに日のゆれる軟風(なんぷう)はたちはだかり...
大手拓次 「藍色の蟇」
...午後の海軟風(かいなんぷう)(土佐ではマゼという)が衰えてやがて無風状態になると...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...従って一日二十四時間を週期として規則正しく週期的に変化する風でいわゆる海陸軟風に相当するものである...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...軟風の方はジェックスに属するというわけだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...米国人フェノロサは明治三十一年小林氏の主催したりし浮世絵展覧会の目録において広重が愛宕山の図につき論じて曰(いわ)く「遠く海を描きて白帆を点綴(てんてつ)したるは巧に軟風を表(あらわ)しまた自(おのずか)ら遠景において光線の反射を示せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...鷄冠にくつゝく程一杯に背負つた尾が軟風に吹かれてひら/\と動く...
長塚節 「おふさ」
...白鳥の翼でなでるやうな軟風が時々そよ/\と渡つて來る...
長塚節 「佐渡が島」
...熟練な舟子共は軟風を其三角の白帆に受けて小舟は己が欲する方向に走らしむるのである...
長塚節 「旅の日記」
...彼は健(すこや)かに軟風(そよかぜ)の云ふを聞けば...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...彼は健(すこや)かに軟風(そよかぜ)の云ふを聞けば...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...囀鳥軟風のふく日暗鬱な思惟(しゐ)にしづみながらしづかな木立の奧で落葉する路を歩いてゐた...
萩原朔太郎 「青猫」
...海を越えて軟風の沖へ出帆する...
萩原朔太郎 「宿命」
...囀鳥軟風のふく日暗鬱な思惟(しゐ)にしづみながらしづかな木立の奧で落葉する路を歩いてゐた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...二日目はよく晴れて軟風が吹いた...
久生十蘭 「新西遊記」
...(こは――すべてこは――遠き昔のことなりき)戯(たわむ)れそよぐ軟風(なよかぜ)にいともよきその日...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...陸軟風が吹いて、海は干潮でずっと引いていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...色とりどりの短冊(たんざく)がなまぬるい軟風に...
山本周五郎 「山彦乙女」
...海より吹く軟風(なんぷう)のために暑気を感ぜず...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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