...私(わたくし)は不躾(ぶしつけ)とか...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「たいへん不躾でございますが」とおしのさんがその女の人に聞いた...
竹久夢二 「砂がき」
...娘の躾と云うことも大切ではあるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人間として必要な道徳的躾に重きをおくべきものと考えられる...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...「あのレコードは何(ど)うしました」「あのレコード?」私の言葉は無作法で無躾(ぶしつけ)でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...不躾(ぶしつけ)ながらその縁にお願いに参りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今年は神父様が松本の方へお出(いで)になりますので……」「そんな冬でもこの村に信者はあるんですか?」と私は無躾(ぶしつ)けに訊いた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...躾(しつけ)のいい英国人なら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...何でも自分のことは自分でするという習慣を躾(しつ)けられ...
三浦環 「お蝶夫人」
...この古い日本の躾の欠陥を社会に示しているでしょうか...
宮本百合子 「新しい躾」
...美しいものをみる視線は不躾けでないということは味の深いことね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その点ではいい躾よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...父という人は自らの無躾(ぶしつけ)を詫(わ)びるように...
室生犀星 「津の国人」
...とうとう躾(しつけ)のお蔭で(本当にそれには若干の心づかいがなされなくは決してなかったのでございます)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...躾はなかなか厳しかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...無躾(ぶしつけ)ながらここに抜き書さしてもらう事にした...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...申すも恥かしき吾が不躾(ぶしつけ)...
夢野久作 「白くれない」
...松の位の太夫というものの育ちも躾(しつけ)も知らない低い買手どもの常識である...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??