...偏(ひと)えに身躾(みだしなみ)らしく...
泉鏡花 「婦系図」
...そんな際誰も私の無躾(ぶしつけ)をとがめる者はなかった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「無躾(ぶしつけ)なことを伺うようでござりますが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...卿(おまえ)もっと躾(しつけ)をせんと困るぜ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...少し躾(しつけ)をしてやらなくちゃ困るじゃないかね...
豊島与志雄 「少年の死」
...之を称して躾がよいとか賢明だと云うのもよかろう...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...女も躾(しつけ)の悪い...
中里介山 「大菩薩峠」
...研究者の一つの躾(しつけ)として...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...何だか躾ということが...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...善良な市民をつくるための精神的躾をすることは...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...躾(しつけ)もたしなみもない人達の間に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんなことをお訊ねしますのは大変無躾けかも存じませんが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何でも自分のことは自分でするという習慣を躾(しつ)けられ...
三浦環 「お蝶夫人」
...しっかりした躾は...
宮本百合子 「新しい躾」
...きびしい躾を全く受けなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不躾(ぶたしな)みでござります」「苑(にわ)を見たか」「拝見いたしました」「どう思う」「小さいと存じました」「小さい?」「きれいではありますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...若年からの生活が自然に躾(しつ)けてくれたものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...では……不躾(ぶしつけ)なことばかり伺いますが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索