...弓なんかあの痩せつぽちの小さな体躯をしながら相当強いのを引いたからネ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...彼の躯はそのまま強直してしまった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...自分の躯(からだ)が...
林芙美子 「浮雲」
...躯中がかあと熱くなる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...躯工合でも悪くなると...
林芙美子 「生活」
...眞鍋は球江の躯を抱きしめてゐるだけで...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...「これが絶対安静を要した躯なのか」と...
原民喜 「壊滅の序曲」
...私はぼんやりした好意をその体躯堂々たる農夫に対して感じた...
宮本百合子 「北へ行く」
...脇で躯を洗っていた男を殴りつけた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おまえの躯の中から本当のおまえがすりぬけてゆくのを感じるんだ」「あなたがそうお感じになるのを...
山本周五郎 「薊」
...そこから躯を叩きつけるように突っ込んだ...
山本周五郎 「いさましい話」
...痩せている躰躯(たいく)...
山本周五郎 「菊千代抄」
...躯(からだ)つきは痩(や)せて小さかったが...
山本周五郎 「桑の木物語」
...やわらかにぐったりとした娘の躯は...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...覆面をした男の躯と...
山本周五郎 「つばくろ」
...彼女の體躯をよく支へようとして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...また病躯(びょうく)を責めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...皮膚は荒れて赤らんで堅固な体躯をしていた...
吉行エイスケ 「飛行機から墜ちるまで」
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