...私は彼の労働者のような体躯と...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...371 ペルシヤ戰爭にペルシヤ將軍の死體をグリース軍が檢して其躯幹の大と美とを贊せしことヘロドートスの史(IX 25.)にみゆ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...背の高い大きな体躯で...
豊島与志雄 「道標」
...きっと体躯もそれに伴って充分発達しているだろうと思ったのに...
中島敦 「環礁」
...何の為に不自由な体躯であんなところにいたのか...
松本泰 「日蔭の街」
...ひどく體躯にちからが拔け落ちたやうに...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...躯が弱くて保養でもしているのか...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...――千之助は娘の躯が楽になるように...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...栄二はくるっと躯の向きを変え...
山本周五郎 「さぶ」
...そのあいだに自分の躯(からだ)にあらわれた変化は...
山本周五郎 「寒橋」
...五尺そこそこの小柄な躯つきであるが...
山本周五郎 「つばくろ」
...躯(からだ)も固肥りでずんぐりしているし...
山本周五郎 「七日七夜」
...深喜は躯(からだ)を捻(ひね)ってその手をよけたが...
山本周五郎 「花も刀も」
...酔いのために躰温の上った躯(からだ)から...
山本周五郎 「風流太平記」
...躯ぜんたいのひき緊っている彼女の胸は...
山本周五郎 「風流太平記」
...ふと躯をかたくした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は躯(からだ)じゅうの神経で...
山本周五郎 「夕靄の中」
...かれの堂々とした体躯にみとれていた...
吉川英治 「醤油仏」
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